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中古カメラ 一期一会

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中古カメラ 一期一会
ショップのショーケースにならぶ中古カメラたち。中古カメラは1点モノで、同じ物は2つと無い。。。
いまこの時を逃したら、目の前のカメラとは2度と出会えないかもしれない。
写真家が、ショップを彷徨いながら出合ったお得なカメラたちを紹介する。
公開日:2013/01/07

ショップがオススメする人気機種はコレ!

photo大浦タケシ
今回は、CAMERA fanに加盟する地方のショップを中心に「昨年お店で人気のあった機種」を聞いてみました。CAMERA fanのショップらしい個性的なラインナップとなっています。大浦さんの解説と、ショップからのコメントを合わせて、カメラ選定のご参考にして下さい。皆様にとって2013年がより良いカメラライフでありますように。

カメラの三和商会(大阪・心斎橋)のオススメ!


オリンパスOM-D E-M5+M.ZUIKO DIGITAL ED 12〜50mmF3.5-6.3 EZ

フィルム時代、一世を風靡したOMシリーズを彷彿させるボディシェイプのミラーレスだ。まるでペンタプリズムを搭載しているような“ペンタ”カバーのなかにはEVFを内蔵。ストロボについては、一眼レフらしいスタイルを貫くために敢えて別体タイプとしている。M.ZUIKO DIGITAL ED 12~50mmF3.5-6.3 EZはフルサイズ判換算で24mmから100mm相当の標準電動ズームレンズ。OM-D E-M5同様、防塵防滴構造を採用するなど隙のないつくりとしている。いずれも現行モデル。

<ショップのコメント>
オリンパスOM-Dは、フィルムカメラ全盛期から当店にお越しいただいているお客様にとても評判の良いカメラです。お客様の中には、写真展を開くほどレベ
ルの高い方もいらっしゃいます。そのような方たちが、買い増しでOM-Dを購入されています。人気の理由は、やはりカメラのルックスが、フィルムカメラ的
でカッコイイから、そしてユーザーの口コミでも評判が良いからではないかと思っています。
(カメラの三和商会)

オリンパス OM-Dを探してみる。



鈴木特殊カメラ(大阪・心斎橋)のオススメ!



グラフレックス Super SPEED GRAPHIC

グラフレックス社の4×5インチプレスカメラ、“スピグラ”の最終モデルである。グラフレックス社は1887年に発足した北米のカメラメーカーで(当時はフォルマー&シュウィング・マニュファクチャリング社と名乗る)、39年に製造を開始したSPEED GRAPHICで一躍有名となった。スピグラはシンプルな構造と堅牢だったため、主に報道の分野で使用されることが多かったが、このSuper SPEED GRAPHICも例外ではなく、製造された60年代は日本を含む世界中のマスコミで愛用された。GRAFLEX OPTAR 135mm Rodenstock F4.5を装備。

 <ショップのコメント>
「これから大判写真を始めたい」というお客様からの問い合わせを多数いただいています。中にはいきなり8x10(エイトバイテン)カメラをご購入される方もいらっしゃいます。
(鈴木特殊カメラ)


大判カメラボディを探してみる。



セブン商会(北海道・札幌)のオススメ!


フジフイルムGX680III S+EBC FUJINON135mmF5.6+ルーペ可動ファインダー

最大6×8cmサイズでの撮影が可能なマルチフォーマット中判一眼レフである。中判カメラとしては巨大なボデイだが、その卓越したシステム性により現行時は多くのプロフェッショナルカメラマンから支持された。基本はポートレートや商品などスタジオでの撮影を前提としたカメラだが、屋外での撮影に持ち出すカメラマンも少なくなかったのは、その大きさ重さを差し引けば扱いやすい中判カメラであったからだろう。写真のGX680III Sには、準標準レンズといえるEBC FUJINON135mmF5.6と自在にルーペの動くファインダーが付属する。

 <ショップのコメント>
昨年、一度に複数台のGX680が入荷しましたが、すぐに売れてしまいました。購入されたのはプロの方ではなく、一般のアマチュアのお客様です。フィルムカメラでゆっくり、じっくり写真を撮るという楽しみ方もあります。
(セブン商会)


富士フイルム GX680を探してみる。

タカナシカメラチェーン(新潟・新潟市)のオススメ!


ライカM6 TTL+トリ・エルマー28-35-50mmF4 ASPH.

ライカM6 TTLは1984年から99年まで製造されたM6の後継モデルとして、98年に登場。TTLフラッシュに対応するようになり、それまでよりボディ高が2.5mmほど高い。また、シャッターダイヤルは一回り大きく、回転方向も逆としているのが特長だ。装着するトリ・エルマー28-35-50mmF4 ASPH.は、3つの焦点距離を持つレンズ。構造上ズームレンズの装着の難しいM型ライカで、それに近い使い勝手が得られる。製造初年は98年で、今回ピックアップしたレンズはフィルター径55mmの前期モデル。

 <ショップのコメント>
今年はミラーレス市場も成熟したせいか、当店ではライカをはじめとしてマニュアルフォーカスレンズが良く売れました。フィルムカメラは、買いやすい価格になり、ライカの名機M3の13年というロングセラーを軽く抜いて製造が続いたM6シリーズの最終機種M6TTLは若い人からご年配の方までお問い合わせが増えました。又レンズのトリ・エルマー28-35-50mmF4 ASPHは、1本で3本の役割をするユニークなレンズです。中古市場での品数も少なく、注目を浴びているレンズのひとつです。
(タカナシカメラチェーン)


ライカ M6を探してみる。

ハヤシ商会(大阪・豊能)のオススメ!


ニコンD800+AF-S NIKKOR 24〜85mmF3.5-4.5G ED VR

いわゆる35mmタイプのデジタル一眼レフとしては、圧倒的な解像度を持つフルサイズデジタル一眼レフである。有効画素数は約3600万。それまでの最高画素数が約2400万ほどだったので、一挙に1.5倍も増えたことになる。最高感度こそ控えめだが、階調再現性などクラスに相応しい。AF-S NIKKOR 24〜85MMF3.5-4.5G ED VRも人気のある標準ズーム。コンパクトな仕上がりで、先頃発売の開始されたD800の弟分、D600にも最適なズームレンズだ。こちらもカメラ、レンズとも現行品である。

 <ショップのコメント>
昨年、当店で販売した新品のベスト3は、ニコンD800 ボディ、D800+28-300mmキット、D800E ボディ です。
中古品では、ニコンFシリーズなど定評のあるフィルム一眼レフカメラが人気でした。デジタルカメラになってから、簡単に写真は撮れますが、最新機種に拘らずに信頼できる愛用カメラを使いこなすほうが満足できるきれいな写真に到達します。
(ハヤシ商会)


ニコン D800&D800Eを探してみる。

フジイカメラ(大阪・心斎橋)のオススメ!


ライカM3

22万台ほどつくられたM3だが、掲載したカメラは、製造を開始した極初期の頃のもの。外観上の大きな違いとしては、正面からカメラを見て左上のところが段が付いたような形状になっていることと、視野フレームの切り換えレバーがないことだろう。いわゆる「段付き」と呼ばれるもので、コレクターズアイテムにもなっているM3だ。保守的なライカマニアも、変なこだわりなどなく自由に楽しんでいるライカユーザーにも、原点となる憧れのカメラといえるだろう。

<ショップのコメント>
マウントアダプターのおかげでライカのレンズは、たいへん人気がありました。しかしやはり本家ライカのM3には永遠の魅力があるようです。長い間使って欲しいカメラです。
(フジイカメラ)

ライカ M3を探してみる。

2012年、大浦が手に入れた中古カメラたち!


手前右=ニコマートFS、手前左=ミノルチナP
後方右=キヤノンEF-M、 後方左=コニカFS-1

筆者が2012年に手に入れた中古カメラは上の写真のとおり。
まず手前右は、中古市で手に入れたニコマートFS。購入後すぐにオーバーホールを行っており、機関良好。
手前左はネットオークションでジャンク1,000円だったミノルチナP。セレンが生きていたため、筆者自身が調整および清掃を行い、撮影できる状態に戻した。
その後方は秋葉原にある中古カメラ店で購入したコニカFS-1。キレイな個体だが、AEが不良。部品が払底しているため修理には出さず、マニュアル露出で撮影を楽しんでいる。
右後方は海外から通販で取り寄せたキヤノンEF-M。EFマウント機だが、MFでしか撮影できない変わり種。これも手もとに届いた後、国内でオーバーホールを行っている。
基本的に手に入れた中古カメラは、いつでも撮影ができる状態にし、キレイに磨き上げるのが筆者のこだわり。2013年も一期一会の中古カメラを楽しみたいと思っている。
 著者プロフィール
  大浦タケシ(おおうら・たけし)

宮崎県都城市生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒業。紆余曲折した後、フリーカメラマンとなり、カメラ誌、Webマガジン等でカメラおよび写真に関する記事を執筆する。中古カメラ店巡りは大切な日課となっており、”一期一会”と称して衝動買いした中古カメラは数知れず。この企画を機に、さらに拍車がかかる模様。2006年よりカメラグランプリ選考委員。
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