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中古カメラ 一期一会

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中古カメラ 一期一会
ショップのショーケースにならぶ中古カメラたち。中古カメラは1点モノで、同じ物は2つと無い。。。いまこの時を逃したら、目の前のカメラとは2度と出合えないかもしれない。写真家がショップを彷徨いながら出合った魅力的なカメラたちを紹介する。
公開日:2012/07/31

中古で気軽にはじめたい〜中古デジタルカメラ特集@三宝カメラ

Photo & text 大浦タケシ

中古デジという賢い選択〜

はじめてデジタルカメラを買う人から「どのメーカーのカメラを買ったらよいですか?」という質問を受けることが多々あります。現在、各メーカーから高性能でスタイリッシュで魅力的なカメラが発売されていて、確かに迷ってしまいますね。しかし、新品のデジタル一眼カメラのレンズキットの販売価格が、5〜10万円ということを、考えるとなかなか即決できないものです。
そこでデジタルカメラも、まずは中古で買ってみることをオススメします。中古を選ぶ最大の理由は、「価格が安いこと」です。一度中古となった商品は、とてもリーズナブルに販売されています。何世代か前の製品なら尚更です。カメラは使ってみないと、それが自分に合うかどうかわかりません。メーカーによって、操作方法、メニュー画面、そして写真の仕上がりに、個性があるからです。
まずは中古で買って、いじって、撮って、試してみる。そして、そのメーカーのカメラが気に入ったら、ボディーだけを下取り(売却)して、最新型を購入する。同じメーカー(レンズマウント)ならば、はじめに買ったレンズは売らずにそのまま使うことができます。これがあなたとカメラとのミスマッチを防ぐ、ひとつの購入方法です。
さて、前置きが長くなりましたが、今回も大浦タケシさんが、目黒の三宝カメラで見つけた商品をご紹介します。ぜひ、検索ボタンで中古商品を検索してみてください。あなたにピッタリのカメラが見つかるかもしれません。
(CAMERA fan編集部)


ニコンD700+AF Nikkor 35mmF2D
ニコン初のミドルレンジフルサイズモデルである。有効画素数は約1,210万画素と控えめであるものの、A3ノビサイズのプリントには余裕で対応し、ダイナミックレンジや高感度特性なども優れている。何よりAi化以降のニッコールレンズの描写がフルに楽しめる。DXレンズの装着も可能としているので、フルサイズへステップアップしたいニコンユーザーは検討してみてほしい。




キヤノンEOS Kiss X6i+EF-S18~55mmF3.5-5.6 IS II
先般リリースの開始されたEOS Kiss X6iも早速中古として店頭に並んだ。最新の映像エンジンDIGIC 5に18メガCMOSセンサーを採用。9点全点をクロスタイプとするAFや5コマ/秒の連写性能をはじめエントリーモデルとしては十分すぎるほどのスペックを搭載する。写真のカメラはほとんど使われた形跡のない極上品。少しでも安く手に入れたいユーザーは注目だ。




キヤノンEOS 50D+EF-S18~55mmF3.5-5.6 IS II
EOS二桁モデルを代表するカメラだ。15メガCMOSセンサーに92万ドット3インチ液晶モニター、オートライティングオプティマイザ機能の搭載など、当時としては最高のスペックを誇った。EOS 7D登場以降に発売された現行のEOS 60DはEOS Kissに近いつくりとなってしまったが、本モデルまでのEOS二桁モデルは、APS-C最上位モデルに相応しい仕上がりを持つのが特長だ。





キヤノンEOS 5D+EF50mmF1.4 USM
ESO 5Dシリーズの記念すべき初号モデル。それまでフラグシップモデルにしか採用されていなかったフルサイズセンサーを、ミドルレンジモデルとして初めて搭載し、絶大な人気を誇った。有効画素数は1,280万画素と現在の尺度からすれば少ない部類に入るが、余裕ある画素ピッチで広いダイナミックレンジと豊かな階調再現性を誇る。単焦点標準レンズとの組み合わせで使ってみたい。




オリンパスPEN Lite E-PL1 Wズームキット
PEN E-Pシリーズの妹分として登場した“新世代マイクロ一眼”。現行のPEN Lite E-PL3がグリップを省略したフラットでスリムなボディを持つのに対し、本モデルはしっかりとしたグリップを備え安定したホールディングを可能としている。有効画素数は約1,200万画素。掲載したカメラは標準ズームと望遠ズームが付属するWズームキットなので、これからカメラを始める人にもオススメ。




フジフイルムFinePix X100
クラシカルなボディシェイプに、EVFとOVFを組み合わせたハイブリッドビューファインダーを搭載。イメージセンサーはAPS-Cサイズ12メガCMOSで、レンズは高性能なフジノン23mmF2を搭載する。フィルムライクな仕上がりが得られるのも特長で、ベテランユーザーにも強くアピールするカメラだ。掲載したアイテムには、フードとボディジャケットも付属するのでお買得。




エプソンR-D1s+ライカエルマーM50mmF2.8
Mマウントを採用するエプソンのレンジファインダーデジタルだ。イメージセンサーはAPS-Cサイズ有効600万画素のCCDを採用。上下像合致式および二重像合致式の距離計を搭載するファインダー倍率は等倍を誇る。シャッターチャージは巻き上げレバーで行うほか、同社らしい時計をイメージする4針式インジケーターなどマニア心をくすぐるカメラに仕上がる。




ソニーCyberShot  DCS-R1
10メガ、21.5×14.4mmのCMOSイメージセンサーとカールツァイスブランドのバリオ・ゾナーT*14.3~71.5mmF2.8-4.8を搭載するレンズ一体型デジタルカメラ。決してコンパクトとはいい難いボディだが、得られる描写は今もって素晴らしい。CyberShot Rシリーズはこの1世代で終わってしまったのが惜しまれるが、同社の歴史的なデジタルカメラの1台といえるだろう。




ニコンCOOLPIX 4300
400万画素と現在の基準からいえばスマートフォンよりも少ない画素数であるが、ブログへのアップや記念写真程度であれば、この画素数で不足を感じることはないだろう。センサーサイズは1/1.8とコンパクトデジタルとしては大きく、階調再現性など期待できそうだ。搭載するレンズは開放F2.8の光学3倍ズーム。光学ファインダーも搭載しており、意外にも侮れないカメラである。




オリンパスCAMEDIA C-960 Zoom
単3形乾電池4本で動く131万画素機で、発売は2000年。誇らしげに“1.3Megapixel”とボディに書いてあるとおり、この当時のコンパクトモデルとしては十分な画素数を誇った。搭載するレンズはフルサイズ判換算で35〜105mmの画角を持つ3倍光学ズーム。電源のON/OFFはレンズバリアの開閉による簡便なものなので、子どものオモチャとしても最適な1台だ。


(取材日:2012年7月20日)


取材協力:三宝カメラ
今回取材で訪れた三宝カメラは、東急東横線学芸大学駅より徒歩12分のところにあるお店。去る7月8日、旧店舗から目黒通り寄りに数十メートルほど離れた場所に新店舗を開店したばかりである。店内はこれまでどおり、国内外の新品、中古品のカメラを一同に展示する。特にデジタルカメラの中古には力を入れており、レアなオールドカメラから手軽に買えるコンパクトデジタルまで充実した品揃えを誇る。お店の方々も気軽に相談にのってくれるので、初心者でも安心のお店である。なお、これまで店休日であった木曜日も営業を開始した。(休日は祝祭日と年末年始だが、ショップウェブサイトにてご確認のこと)
 著者プロフィール
  大浦タケシ(おおうら・たけし)

宮崎県都城市生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒業。紆余曲折した後、フリーカメラマンとなり、カメラ誌、Webマガジン等でカメラおよび写真に関する記事を執筆する。中古カメラ店巡りは大切な日課となっており、”一期一会”と称して衝動買いした中古カメラは数知れず。この企画を機に、さらに拍車がかかる模様。2006年よりカメラグランプリ選考委員。
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