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中古カメラ 一期一会

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中古カメラ 一期一会
ショップのショーケースにならぶ中古カメラたち。中古カメラは1点モノで、同じ物は2つと無い。。。
いまこの時を逃したら、目の前のカメラとは2度と出会えないかもしれない。写真家が、ショップを彷徨いながら出合ったお得なカメラたちを紹介する。
公開日:2012/09/04

本気で撮る人へ 〜超望遠レンズから中判カメラまで〜@サイトウカメラ

Photo & text 大浦タケシ
(取材協力:サイトウカメラ
あなたは、撮る派ですか? 集める派ですか?
写真を本気でガシガシ撮る人にとって、ショップというのはとても良い場所です。
専門知識を持ったスタッフが、撮りたい被写体に合った機材を勧めてくれます。そして、そんなショップに集まる仲間たちがいます。
オークションで素人から購入するのは競りの面白さはありますが、結果的に高い買い物になってしまうことも少なくありません。保証もありませんし、機材の使い方について出品者は、教えてくれません。
私たちカメラファンは専門店から購入することを強くお薦めします。ショップには、専門知識を持ったスタッフがいて、商品によっては保証があり、なによりそこで店を構えていることに責任があるからです。
神奈川県大和市のサイトウカメラ。このお店にも「撮る人」がたくさん集まってきます。今回は、撮る人のための「本気機材」をご紹介します。
(CAMERA fan編集部)


ニコン AF-S VR Nikkor 200mmF2 IF-ED
開放値F2の大口径望遠レンズだ。前玉の直径はサンニッパとほぼ同じ。質量もそれに近い。EDガラス3枚、スーパーEDガラス1枚と高性能レンズが潤沢に奢られ、優れた描写特性を誇る。室内スポーツや舞台などのほか、浅い被写界深度を活かしポートレート撮影でも活躍する。現行時の新品定価の半分ほどのプライスタグを付けているので、お買得といってよいだろう。




キヤノンEOS 5D Mark III+EF300mmF2.8L IS II USM
ともに最新モデルである。「EOS 5D Mark III」は、フルサイズ有効2200万画素CMOSセンサーに、AFセンサーをはじめとする先進のデバイスを多数搭載するデジイチ。一方、サンニッパは新コーティング技術SWCや強力な手ブレ補正機構を採用する。スポーツや鉄道、ヒコーキなどの望遠撮影では、ユーザーを強力にサポートするマニア垂涎の組み合わせだ。




ニコン Ai AF-S Nikkor 600mmF4D IF
これぞ大砲! 装着している「D3」が小さく見えてしまうほど大きく押しの強いレンズである。遠くのものをグッと画面のなかに大きく引き寄せることができるので、野鳥などの撮影に威力を発揮する。絞り環を持つDタイプの超望遠レンズであるが、その卓越した描写特性は最新のデジタル一眼レフでの使用でも遜色ないものである。しっかりとした三脚とともに使いたい。




ニコンAi Nikkor15mmF3.5S
1982年に発売の開始された画角110°の超広角レンズ。魚眼レンズと見違えるばかりの大きく膨らんだ前玉と直付けのフードが特徴的だ。レンズ構成は11群14枚、最短撮影距離は0.3mとする。最新の「D4」や「D800/D800E」などにも装着が可能。マニュアルフォーカスのレンズであるが、超広角ゆえに被写界深度が深く、ピント合わせはさほど神経質にならなくてよいだろう。



ペンタックス 67 II+SMC 55mmF4
35mm判の一眼レフをそのまま大きくしたような外観が特長の6×7カメラである。本モデルは1969年発売の「アサヒペンタックス6×7」から3代目となる。発売開始は98年。より洗練されたボディシェイプに、6分割評価測光と絞り優先AE機能を新たに採用する。レンズのバリエーションも豊富なので、これから中判カメラで風景をはじめたい人にも打ってつけのカメラだ。




ハッセルブラッド 503CXi+プラナーT*80mmF2.8
「503CX」のマイナーチェンジ判。巻き上げクランクにワインダーの装着が可能となり、ソフトレリーズボタンが採用されている。これまで発売されたアクセサリーのほとんどを装着できるのは他のハッセルと同様だ。レンズは標準レンズとしてあまりにも名高いカールツァイス製プラナー80mm。高い解像感ながら柔らかい描写はポートレート撮影にも適した一本といえる。




シグマ SD-1 merrill+シグマ MACRO 70mmF2.8 EX DG
シグマは、唯一フォビオンセンサー搭載モデルをリリースするメーカーだ。「SD-1 merrill」はその最新デジタル一眼レフで、有効画素数は46MP。構造的にローパスフィルターが省略されているため、解像感の高い描写が得られる。フォビオンセンサーを搭載するカメラはこれまで気難しいといわれることが多かったが、本モデルは手なずけやすさも特長としている。



フジフイルム X-S1
フルサイズ判に換算して24mmから624mmまでの光学26倍ズームを搭載するレンズ一体型デジタルカメラである。イメージセンサーは、このクラスとしては大型の部類に入る2/3インチCMOSを採用。階調再現性や高感度特性など、不足のないものとしている。超望遠撮影を手軽に楽しみたい写真愛好家には、見逃すことのできないカメラである。現行モデル。


大浦オススメ!
ミロター 500mmF8 T*
あのカールツァイスが何かの間違いでつくったとしか思えないミラーレンズ。しかし、その描写はさすがに一級品だ。コンタックス/ヤシカマウントでしか使えないと思う向きもあるだろうが、最初から固定絞りのミラーレンズなら、マウントアダプタをかまして使っても何ら問題はない。中古でもそれなりのプライスタグが付いてしまうのは、このレンズならではといえるもので、自称ミラーレンズマニアの自分にとって悩ましい1本。
 


(取材日:2012年8月28日)
 取材協力:サイトウカメラ  

サイトウカメラは、小田急江ノ島線および相鉄線の大和駅近くにある創業35年のお店。現在、新品および中古を扱う新橋通り本店と、プリントを専門とする中央通り店デジタルプリント館の2店舗で営業している、中古カメラに関して、フィルム一眼レフからデジタルまで充実した品揃えを誇る。

サイトウカメラ
ショップ情報はこちら

サイトウカメラ
http://www.saito-camera.com/

本店・店内風景

サイトウカメラ新橋通り本店店長 肝付さんインタビュー:
「サンニッパ(300mm F2.8)やヨンニッパ(400mm F2.8)などといった“長玉レンズ”に関しましては、特に力を入れており、野鳥やヒコーキなどの撮影を楽しまれるお客さまに多くの支持をいただいております。中判フィルムカメラに関しましても、『安く仕入れて安く売る』をモットーにペンタックスやハッセルなど満足いく品揃えと自負しております。もちろんデジタル一眼レフのほか三脚などのアクセサリーも多数揃えておりますので、ぜひ一度のぞきにきてください」
 著者プロフィール
  大浦タケシ(おおうら・たけし)

宮崎県都城市生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒業。紆余曲折した後、フリーカメラマンとなり、カメラ誌、Webマガジン等でカメラおよび写真に関する記事を執筆する。中古カメラ店巡りは大切な日課となっており、”一期一会”と称して衝動買いした中古カメラは数知れず。この企画を機に、さらに拍車がかかる模様。2006年よりカメラグランプリ選考委員。
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