Wakakojet PORTRAIT GALLERY
公開日:2016/07/28
ROBOT-GIRL at ROBOT RESTAURANT
photo & text 若子jet

F4 1/100 ISO640 WBマニュアル Canon EOS 5D Mark III EF24-70mm f/2.8L USM
欧米から友人が日本にきた時、楽しんでもらえるような場所に、一緒に遊びに行きたいなぁと思った。どこにいこうか?と話していたところ、友人は行きたい場所があるという。場所として選んだのは、新宿のロボットレストラン。日本人だけでなく外国人観光客にも人気のお店だ。友人は、「日本のアニメ文化とロボットをうまく絡めて、融合させたお店だ」という。行ってみたら、華やかな装飾に、ビビットな色彩、その美しさに見とれてしまった。
今回は、このロボットレストランという日本の楽しいエンタテイメントのステージで、外国人女性モデルを、かっこよく着飾った衣装で、撮り下ろしてみたいと思った。 
F3.5 1/100 ISO1000 WBマニュアル Canon EOS 5D Mark III EF24-70mm f/2.8L USM

F4 1/60 ISO640 WBマニュアル Canon EOS 5D Mark III EF24-70mm f/2.8L USM
ドラマチックに表現したいという意図があったため、光量の大きい大型ストロボを使う。機動性のいいプロフォトのB1を使用して撮影に挑んだ。 店内の壁面には鏡が多く、反射が予想される。映り込みと反射光を計算しながら撮影していく。また、店内はいろいろな電球色が混在するミックス光だったので、ホワイトバランスにも気を使う。背景の色味とモデルに当たった色味を出すか出さないかで、印象が変わってくる。ライティングは難しかったが、まずは光の強さをTTLで合わせ、その後マニュアルに切り替えて撮影を行った。
ライティングは硬い光のイメージで作り上げていった。 
F4 1/60 ISO640 WBマニュアル Canon EOS 5D Mark III EF24-70mm f/2.8L USM

F3.5 1/50 ISO1250 WBマニュアル Canon EOS 5D Mark III EF24-70mm f/2.8L USM
今回はモデルの表情を撮りたいのではなく、ビジュアル表現をしたかったため、モデルにはあえてクールで無機質な表情とポーズをお願いした。メイクには色々な色を使って、モデルを華やかにしてもらった。
お店や公共施設、出先などでの撮影は、撮影場所を傷をつけないように気を使うことが大切だ。三脚の足をタオルでくるんだり、なるべく店内のものをうごかさないように注意した。 
F5.6 1/100 ISO800 WBマニュアル Canon EOS 5D Mark III EF24-70mm f/2.8L USM
今回は撮影後の話もしたいと思う。作品撮りの場合について。
撮影後のセレクトはとても心地のいい、楽しい時間だと思う。
撮影データを現場でPCにバックアップした後に、撮影当日、あるいは翌日には撮影データをスタッフ全員へ渡す。帰宅するまで記録メディアのデータを消さない。
帰宅後に、PCでブレボケ抜きをする。一晩寝て、アタマが冷静になってから数日かけて、セレクトしていく。セレクトが終わったら、モデル事務所やスタッフへ渡す。
欲しい画像を決めてもらったら、スタッフ全員と、仕上げをどうしたいか、何をどう伝えたいかの、思いと狙いをディスカッションして決める。画像処理を納得のいくものにするためだ。
スタッフがセレクトした写真を見ると、メイク目線やモデル目線など、それぞれセレクトが異なるため、とても勉強になる。最終的に決めた画像は、お借りしたロケ場所も含めスタッフ全員に伝える。
そしてベストな写真が仕上がると、私の中でさらなる課題と、作品のイメージが生まれる。新たな作品制作のイメージトレーニングをし、次作へ向かっていく。
さて、次回作もお楽しみに♪
<スタッフリスト>
M:Taylor
ST:YOSHIKI
HM: Mika furukawa
衣装協力:Helvetica-tokyo
協力: takaki hashimoto,
Masashi Yoshita,
Takahiro Kawahara
撮影協力:ROBOT RESTAURANT(ロボットレストラン)
http://www.shinjuku-robot.com/ 機材協力:プロフォト株式会社
http://profoto.com/ja/home ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
注:この撮影は著者が会場に撮影許可を取って行っております。
撮影場所のロボットレストランは、通常はアマチュアカメラマンへ撮影目的での貸出はしておりません。
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