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ニュース&トピックス
公開日:2016/10/25

【イベントレポート】フォトアクセサリービレッジ2016TOKYO

text&photo 大浦タケシ

会場となった東京ビジュアルアーツ東京校

写真用品専門メーカー7社は、10月22日(土)東京ビジュアルアーツにて、展示会とセミナーを開催した。
「PAV 2016東京」(PAV:Photo Accessories Village)と銘打ったこのイベントは“写真が上手くなる「写真用品の活用術」”をテーマにしたイベント。主催7社は、アガイ商事、市川ソフトラボラトリー、イメージビジョン、EIZO、セコニック、ニッシンジャパン、ベルボン。今回は、主催社のほかオリエンタルホビー、サクラスリングプロジェクト、アドリーブも出展。専門のスタッフが製品説明やセミナーを通して各社製品を活用するうえでのアドバイスやテクニックなど紹介したほか、一部の出展社は、アウトレット品の販売も行い大いに賑わった。
今回のイベントを企画したセコニックの吉澤隆史氏とベルボンの保母善将氏に開催に至った経緯など伺ったところ、「PAVは、メーカーとお客さまが膝を突き合わせ直接向き合うことのできる寺小屋であり、ディープに接することのできる屋台小屋であると考えております」とのこと。
実際、事細かく説明を行うメーカーの担当者と、それを熱心に聞く参加者の姿があちらこちらで見受けられ、セミナーにおいても常に満員の状態であった。
このイベントは2013年以来毎年開催されており、本年は3月の大阪会場に続き、東京での開催となった。来年以降も開催予定とのことなので、写真用品を効果的に活用したい写真愛好家は注目しておきたいイベントである。





右よりお話を伺った(右より)セコニック・吉澤さん、ベルボン・保母さん、セコニック近藤さん。PAVは、来年も開催する予定とのこと。



会場内の様子。各メーカーの製品が直接手にとって確認でき、担当者ともじっくり話しをすることができる。会場は終始賑わっていた。


イメージビジョン


オフカメラライティングではお馴染みのワイヤレスライティングトランスレシーバーCactus V6と同Cactus V6 II。



近日発売予定のラウンドフラッシュストリップライト。本体下部にストロボを差し込んで使用する縦長のソフトボックス。人物撮影に最適。1万1,600円(税別)で販売予定。



こちらも近日発売とするローグのレフ板。縦長のレフは、ラウンドフラッシュストリップライトと組み合わせて使うとよさげ。各4,500円(税別)で販売予定。


ニッシンジャパン


参考出品のコマンダーAir Pro。1/3EVステップで光量を調整することができるようになり、より思い通りの発光が可能。操作性もさらに向上している。



最新のスピードライトi60Aも展示。電波式のワイヤレスTTLに対応する。現時点では、フォーサーズ用、ソニー用、富士フイルム用をラインナップ。



コマンダーAir 1とレシーバーAir R。どちらもシンプルで分かりやすい操作性が特徴。オフカメラライティングの必需品だ。


オリエンタルホビー


タッチ式の液晶モニターやスマートフォンなどの操作が装着した状態でも可能なカメラマングローブ。5,200円(税別)で販売予定とのこと。



大小の気室を備えることで、より強いエアーを吹き出すひょうたん型のブロア。自立するためマスコットにもなりそう。販売価格は2,000円前後を予定。


セコニック


フラッシュの閃光時間が計測できるハイスピードシンクロ対応の露出計スピードマスター L-858D。同社の最上位モデルとして多くの来場者の注目を浴びていた。



光源の演色性も測定できる分光式カラーメーターC-700も展示。LEDライトユーザーにとっては、気になるカラーメーターといえるだろう。


セミナーの様子




セミナーの様子。PAVの特徴のひとつが多数用意されたセミナー。いずれも無料で、メーカーの担当者の話がじっくりと聞ける。


EIZO


27型のカラーマネージメントモニター。CSシリーズはColorEdgeのなかでも比較的手頃な価格が魅力だ。



キャリブレーションセンサーを内蔵する4K解像度対応のカラーマネージモニターColorEdge CG248-4K。今後はこの規格のモニターが標準になっていくはずだ。


サクラスリングプロジェクト


スカーフのようなカメラストラップでお馴染みのサクラスリング。カードフォルダーを下げるのに最適なスカーフスリングも展示していた。


アドリーブ


アドリーブが展開するカメラ女子向けのブランドがミーナ。約400種類ほどあるというアイテムはすべて自社製品という徹底ぶり。手頃な価格も人気の秘密。


アガイ商事


ブロンカラーのシロスLはバッテリータイプのモノブロックストロボ。400wタイプの400Lと、800wタイプの800Lを用意する。



ずらりと即売品の並んだアガイ商事のテーブル。その中央に座るのが、フォトディオックスのLEDライト、C-300 RS。円形のため美しいキャッチライトがつくれる。


市川ソフトラボラトリー



JPEGフォーマット専用のレタッチソフト、Jpeg Photographyのデモを行っていた市川ソフトラボラトリー。JPEGデータを高画質で補正できる。




 著者プロフィール
  大浦タケシ(おおうら・たけし)

宮崎県都城市生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒業。紆余曲折した後、フリーカメラマンとなり、カメラ誌、Webマガジン等でカメラおよび写真に関する記事を執筆する。中古カメラ店巡りは大切な日課となっており、”一期一会”と称して衝動買いした中古カメラは数知れず。この企画を機に、さらに拍車がかかる模様。2006年よりカメラグランプリ選考委員。
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