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公開日:2018/10/04

セコニック 新たな演色評価モードを搭載したカラーメーター「スペクトロマスター C-800」を発表

CAMERAfan編集部

株式会社セコニックは複数の演色評価モードを搭載した分光方式カラーメーター「スペクトロマスター C-800」をドイツ・ケルンで開催されたフォトキナ 2018にて発表した。発売日は2018年12月を予定し、価格は未定。

様々な光源(LED、HMI、タングステン、蛍光灯、自然光、フラッシュ光等)を380nm〜780nmの波長範囲で測定ができ、照度は1〜200,000lx、色温度は1,600〜40,000Kの測定範囲を実現。メモリー機能があり、99個まで測定した値を保存可。また、USB接続での保存や専用ユーティリティーソフト(Win / Mac対応)を使用しての本体のファームアップやデータ管理もできる。


4.3インチのタッチスクリーン、回転式の受光部、スペクトルグラフ、スペクトル比較、フィルター補正値、多灯比較、ホワイトバランス補正値など、豊富な測定モードの表示が可能。写真、映像分野、産業分野で幅広く使えるカラーメーターだ。


商品名:スペクトロマスター C-800
発売日:2018年12月予定
価格:未定

お問い合わせ:株式会社セコニック
https://www.sekonic.co.jp/

 

4つの演色評価指数を搭載

C-800がカラーメーターとして世界で初めて搭載する、アカデミー賞の選考元である映画芸術科学アカデミーが開発した演色評価指数SSI (Spectral Similarity Index)を初め、シネマトグラファーやフォトグラファー、照明メーカーからの要望を元に4つの演色評価モードを搭載、各種のデータ比較も可能となった。


CRI(Color Rendering Index)
スタンダードな演色評価指数。CRIの比較モード(メモリー値と現在の測定値比較)も搭載。



テキストモードでは、x,yの色度座標と、Hue(色相)、Saturation(彩度)の表示に対応、RGB調光タイプのLEDに直接測定値を入力し、複数の光源の色味を合わせるのに役立つ。色温度、LB補正値やCC補正値、照度等の基本データと共に一目で光の状態を確認できる。



SSI (Spectral Similarity Index)
映画芸術科学アカデミーが開発した演色評価指数。CIE標準光源(タングステンやデイライトのD55など)、もしくはメモリーした光源との比較を指数とグラフで表示する。




TLCI(Television Lighting Consistency Index)
カメラの特性を演算に入れ、テレビ映像の作成を前提とした演色評価指数。CRIと同じように100点満点のスコアで表示。また、TLMFと呼ばれる、基準の光源(メモリした値)との比較を指数で表示。




TM-30-15(Technical Memorandum)
99色の基準色と人間の目の特性を元に、Rf(色忠実度)とRg(鮮やかさ)を指数(数値とカラーベクトルグラフィック)で表示。


測定値の表示(下記の中から5項目を選択)
CIE1931x,yの色度座標
Hue(色相)、Saturation(彩度)のテキスト表示
色温度
Δuv
LB指数
LBカメラフィルター
LBライトフィルター
CC指数
CCナンバー
CCカメラフィルター
CCライトフィルター
照度
TM30-15(Rf、Rg)、SSI(標準光源比較、メモリ光源比較)、TLCI、CRI(Ra、R1〜R15)

※フィルムモード(写真的色温度)は搭載されていない。


 

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