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岡山県牛窓町・ビーナスロードをドローンで空撮した。大潮の干潮時に島と往来ができる砂の道が出現する。太陽が沈む直前、人々の影が長く道にたなびいて、黄昏時がフォトジェニックに撮影できた。水平線のゆがみを感じない、究極の広角レンズだ。 ソニー α7RII F5.6 1/200 ISO100 -1EV |
鳥海山五合目の祓川登山口で日の出を撮影。雨が降りながら、一瞬日が射した瞬間を捉えた。三脚を用意する時間もなく、手持ち撮影で数カット撮影するのがやっとだった。 ソニー α7RII F8 1/15 ISO320 -1EV |
渓流越しに水の流れをアップにして撮影。長秒露光のノイズ低減をオフにし、5秒の長秒露光を試みた。画面の左上部1/4を全倍に拡大してプリントしてみたが、全く問題のない画質だった。(写真は、40mm相当にトリミング) ソニー α7RII F16 5秒 ISO50 -1EV |
城ヶ崎海岸の水平線からの朝日が、少しずつ柱状節理の岸壁を照らしはじめた。波しぶきを適度にブラしたかったため、NDフィルターを使用。カチッとした強い陽光だったが、ゴーストやフレア―の心配をすることなく、30枚近くをすばやく撮影。逆光にも強いレンズである。 ソニー α7RII F16 5秒 ISO100 -1EV フィルター:ND64 |
空撮時の機材。DJIのドローン Matrice 600(M600)と3軸ジンバル「Ronin-MX」に、SONY α7RII と Tokina FíRIN 20mm F2 FE MFをセットしている。私にとって最強の空撮キットだ。 |
ドローン操縦/撮影:林明輝 動画制作:ケンコー・トキナー |
誰もいない田沢湖の夜。満月とともに、水面から霧がわいて、翌朝には広大な雲海が形成される。開放絞りF2でファインダーを覗くと、目の前の光景と同じ映像がカメラでも確認できた。ピントリングを回すと、画面の一部が拡大され、対岸の山肌まで楽にピントを合わすことができた。 ソニー α7RII F2 1/15 ISO400 |
フォーカスリングは、基本的に無限遠の位置にセットしている。この写真では、画面左上部にブナの枝が映りこんでいたため、ここにもピントを合わせたかった。こういう時には、絞りをF8-11くらいにすると、手前数メートルから無限遠までのパンフォーカスが可能となる。 ソニー α7RII F8 1/160 ISO200 -1EV |
上高地田代池の霧氷林。絞りF16まで絞って、手前の霧氷林に数十センチ近づいてみる。手前から奥までシャープな写真が、手持ちで簡単に取れることに感動。 ソニー α7RII F16 1/160秒 ISO200 -2EV |
赤城耕一 編 「FíRIN=真実」と名付けられたレンズで、街を切り取る http://camerafan.jp/cc.php?i=584 | |
大村祐里子 編 「FíRIN=真実」と名付けられたレンズで、己の姿を探しにいく http://camerafan.jp/cc.php?i=591 | |
澤村 徹 編 「木更津モノクロームが語る真実」 http://camerafan.jp/cc.php?i=601 | |
上野由日路 編 「広角×低歪曲×ボケが生み出すポートレート」 http://camerafan.jp/cc.php?i=609 |
著者プロフィール | |
林明輝(りんめいき) 1969年、神奈川県横須賀市生まれ。独自の視点で、自然風景の醸し出す微妙な空気感、透明感を表現した作品の発表を続ける。 写真集に『あまかざり』(1998年・愛育社)『水のほとり』(2001年・同)、『森の瞬間』(2004年・小学館)、『水物語』(共著、2007年・平凡社)『大きな自然 大雪山』(2008年・小学館)多数あり。写真教室・輝望フォトグラファーズ主宰、日本写真家協会会員、日本自然科学写真協会理事、第三級陸上特殊無線技士。写真展「空飛ぶ写真機〜ドローンで見た日本の絶景〜」(2015年 ソニーギャラリー)ほか。 ウェブサイト:http://meilindrone.o.oo7.jp/ |