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シネレンズの種類は膨大だ。その中から、個性的な描写を堪能でき、入手性がよく、なおかつリーズナブルな価格で購入できるものを選んでみた。シネレンズビギナーの最初の1本として、お薦めしたいレンズ群である。 |
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フレアを抑えつつ、バラの花を鮮やかに切り取っている。背景はぐるぐるボケが発生し、正統描写に興を添えている。 Olympus PEN E-P3 + Cine Raptar 25mmF1.9 絞り優先AE f4 1/640秒 ISO200 AWB RAW |
![]() | C Mount Wollensak Cine Raptar 25mmF1.9 中古価格:10,000〜30,000円 ウォーレンサックはアメリカの総合映像機器メーカーで、1899年から1972年までつづいた会社だ。シネレンズ、プロジェクター、軍事用レンズなど、様々なタイプのレンズを製造した。普及価格帯レンズはVelostigmat、高性能レンズにはRaptarの名を付けていた。 |
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羽毛一本まで緻密に描ききっている。エクターの本領を感じさせるシャープさだ。ボケ味もなだらかで、隅々まで破綻がない。Olympus PEN E-P3 + Cine Ektar 63mmF2 絞り優先AE f2.8 1/1600秒 ISO200 AWB RAW |
![]() | Kodak S Mount Kodak Cine Ektar 63mmF2 中古価格:15,000〜25,000円 シネエクターには25ミリ、63ミリ、152ミリといったラインナップがある。この63ミリF2はマイクロフォーサーズと組み合わせてほぼケラレがなく、絞り込んだ状態でも四隅までクリアだ。入門用シネレンズとして安心してお薦めできる。写真の個体は1956年製だ。 |