ニュース&トピックス
公開日:2014/01/28
富士フィルム Xシリーズ X-T1 実機チェック
CAMERA fan編集部
 |
富士フィルム X-T1 +縦位置バッテリーグリップ「VG-XT1」 (別売)
|
富士フイルムは、プレミアムミラーレスカメラ「FUJIFILM X-T1」を2月15日に発売する。六本木ミッドタウン 富士フィルム本社にて行われた発表会で実機を触ることができたので速報としてレポートする。
<フィルムカメラライクなデザインにプロが使える剛性を備えたボディー>
◯往年のフィルムカメラ、フジカ STシリーズにも似た直線的な美しいデザイン。
X-Pro1を始めとする他のXシリーズとは異なり、レンズ光軸上にEVFを搭載したスタイル。 |
同時発表された新製品「フジノンレンズ XF-56mmF1.2 R」を装着
|
<快適なダイヤル操作系統>
◯ ボディ上部に、1シャッタースピード、2露出補正、3ISO感度、4ドライブモード、5測光モードの5つのダイヤルを搭載。 カメラの電源を入れなくても、設定状況が視認できる。ダイヤルのクリック感も良好。 シャッタースピード、ISO感度、そしてレンズ側の絞りリングで、A(オート)の設定が可能なのは非常に便利だ。
<本格的なフィールド撮影が可能>
◯ 防塵・防滴構造・−10℃の耐低温性能
<優れた電子ビューファインダー>
X-T1のEVFの大きさと見易さは、特筆すべき点。フィルム一眼レフカメラの光学ファインダーに近いと言っても過言ではない。
◯ 236万ドット、有機ELのリアルタイム・ビューファインダー
・表示タイムラグは、世界最短0.005秒
・表示倍率は、世界最大0.77倍
・撮影スタイルに応じた4種類の表示モードに切替が可能
1:「フル」画面モード 表示領域最大
2:「ノーマル」画面モード 眼鏡使用時などに、フレーム全体を確認しやすい縮小表示モード
3:「デュアル」モード画面モード ピント確認部分を2画面で表示できる。マニュアルフォーカスレンズ使用時に有効。さらにこのモードでは、「ピーキング」と「デジタルスプリットイメージ」を選べる。デジタルスプリットイメージは、モノクロ表示の像を合致して合わせる。これはまるでレンジファインダーカメラを使用しているような感覚で撮影ができる。拡大画像は。
4:「バーティカル」画面モード カメラを縦位置にすると自動的に情報表示が、画面下部に移動する。 
|
「デジタルスプリットイメージ」 モード時の実際のファインダー内の画像 右の拡大画像は、モノクロとなっている。マニュアルフォーカス時に、フレーミングや被写体の確認を妨げることなく、ピント合わせが可能。ポートレート撮影時に、ピーキングで顔がチカチカして、表情が見えないなどということはない。
|

|
背面液晶でもデュアルモード表示が可能。
|
<写真画質>
◯ 画像処理エンジン「EXRプロセッサーII」と位相差AFを搭載した「X-Trans CMOS II」センサー。最高ISOは、51200。超高感度時でもノイズが少なく締まった黒を再現。
<アクセサリー> 
|
同梱の外付けフラッシュ「EF-X8」ガイドナンバー11 (ISO200時)
|
アクセサリーは、3サイズから選べるハンドグリップ、ボトムレザーケースなどが別売として用意される。
発表会では、X100からXユーザーである写真家 ハービー・山口氏が、
X-T1で撮影した作品をスライドショーで上映し、X-T1の使用感を語った。

|
ハービー・山口氏 「X−T1は、軽くて機動性があって、シャッター音が静か。スタジオでモデルを撮る時などは、一眼レフで大きなシャッター音をバシャッと出しながら撮る方法もあり。でも、僕のふだんの撮影スタイルだと、これくらい静かなほうが被写体を緊張させずに良いし、僕にも心地良いのです。ダイヤルは操作しやすいし、外装は高級感があって良いと思います」
|
メーカーサイト
http://fujifilm.jp/personal/digitalcamera/ 「X」新製品イベント
X-Photographer × X-Lovers Festival
http://fujifilm-x.com/information/ja/article_0001.html