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ニュース&トピックス
公開日:2016/05/30

【イベントレポート】富士フイルム Xセミナーズ X-Pro2使いこなしセミナー

text & photo大浦タケシ

富士フイルムではXシリーズユーザー向けに様々なセミナーを開講している。はじめてデジタルカメラを購入したような初心者向けのものから、より撮影を楽しむための使いこなし講座など、ベーシックな内容を中心に開催中だ。詳細については同社ホームページ「My FUJIFILM」(https://my.fujifilm.jp/member/contents/top) 」を見ていただきたいが、今回「X-Pro2」購入者を対象とする「X-Pro2使いこなしセミナー」に参加する機会が得られたので、その様子を紹介しよう。

参加者は自分のカメラを使うので、セミナーで設定したものがそのまま即実践で試すことができる。
 
Xシリーズ購入者を対象とする使いこなしセミナーは、今回のようにモデル別に開催されている。現在、期間限定で無料、およそ2時間の講義となっている。開催日は、会社帰りに参加できる平日の夜もあれば、土日開催もある。

ちなみに今回の開催場所は秋葉原にある「アーツ千代田3331」。廃校となった中学校の校舎をリノベーションした今風のオシャレな建物である。富士フイルムでは、座学スタイルのセミナーはここをメインに開催していくということだ。



講師の田辺久弥氏

今回のセミナー参加者は18名。もちろん全員X-Pro2ユーザーで、各々自分のカメラを持参する。講師は同社専属インストラクターの田辺久弥氏。2012年のXセミナーズ開始から講師として携わっており、抑揚を付けたトークで丁寧に解説していた。





セミナーでは主に知っていれば便利な機能や裏技的な設定などを解説。X-Pro2に関しては筆者も何度かレビューを行っているが、その多くは初めて知ったものが多く、とても新鮮である。参加者に訊いたところ自分の知らない使い方を知りたくて参加したというひとが多く、そのようなユーザーにまさに打って付けの講義内容といえるだろう。詳細についてはここではお伝えすることはできないが、講師の田辺氏によると、セミナー参加者から、このセミナーで配布された資料は撮影の際に大変重宝している、という声を良く聞くとのこと。


熱心に詳細のメモをとる参加者。2時間のセミナーはあっという間に終了した。


女性の参加者も少なくない。Xシリーズの人気のほどが伺い知れる。


Xシリーズの全レンズを体験


ずらりと並んだ貸出し用の交換レンズ。Xシリーズの全レンズを試すことができる。

今回のセミナーは、座学ばかりではない。Xシリーズの全交換レンズが用意されており、セミナー後半で自分のカメラに装着して自由に試すこともできる。量販店などでも同様に試すことはできるが、セミナーの会場であれば落ち着いた雰囲気のなかでじっくりと確認でき、さらに自分の撮影スタイルに合ったレンズはどれかなど、直接講師に質問ができる。


貸出し用のレンズでトライアルする女性参加者。



今回のセミナーに参加した率直な印象として、Xシリーズユーザーであれば、ぜひ一度足を運ぶべきものと思える。改めて知らなかった使い方や機能を知ることができ、より快適な使いこなしが楽しめるようになるからだ。極めて有意義なセミナーといってよい。2011年3月のX100登場以来、着実にユーザーが増え続けている富士フイルムのXシリーズ。今回取材したセミナーをはじめ撮影会などソフト面の充実は、その存在感が増している証でもある。

*使いこなしセミナーに参加するには「My FUJIFILM」(https://my.fujifilm.jp/member/contents/top)への会員登録(無料)が必要。
 著者プロフィール
  大浦タケシ(おおうら・たけし)

宮崎県都城市生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒業。紆余曲折した後、フリーカメラマンとなり、カメラ誌、Webマガジン等でカメラおよび写真に関する記事を執筆する。中古カメラ店巡りは大切な日課となっており、”一期一会”と称して衝動買いした中古カメラは数知れず。この企画を機に、さらに拍車がかかる模様。2006年よりカメラグランプリ選考委員。