富士フイルムは、京都の二条城にて、新製品発表会を行い、中判ミラーレスデジタルカメラ「FUJIFILM GFX 50S」、「FUJIFILM X-T20」、「FUJIFILM X100F」、「フジノンレンズ XF50mmF2 R WR」などを発表した。
富士フイルム 代表取締役会長 CEO 古森重隆氏
「私が社長就任した2000年は、フィルムの消費量はピークでした。その後、フィルムの利用は減り続け落ち込みましたが、富士フイルムは、フィルム事業から撤退しませんでした。コダックをはじめ他社がラインナップを減らし、撤退するなか、当社は写真文化を継承することが当社の使命と考えて、継続しました。
その後、デジタルカメラ、はじめてのFinePixを開発、デジタル一眼レフカメラ、コンパクトカメラが縮小しているが、ミラーレス一眼のカテゴリは成長を続けています。150年前にここ京都で大政奉還が行われ、日本の歴史が変わったように、後になってこの発表会がゲームチェンジになったと思ってもらえると確信しています」
「FUJIFILM GFX 50S」
35mmフルサイズ一眼レフクラスの小型軽量ボディで、優れた機動性を発揮
中判ミラーレスデジタルカメラ「GFX 50S」
□中判サイズの5140万画素CMOSセンサーと画像処理エンジン「X Processor Pro」を搭載
□マグネシウム合金を使用した小型軽量の高剛性ボディ
□369万ドット有機EL電子ビューファインダー(EVF)採用
□大口径「Gマウント」と超高解像を実現する「GFレンズ」を新開発
価格 80万円前後(税別)
発売日:平成29年2月下旬
「FUJIFILM X-T20」
高い機動性と優れた操作性を発揮するボディデザインに、独自開発2430万画素センサーを搭載
ミラーレスデジタルカメラ「FUJIFILM X-T20」
□小型軽量のボディと実用的な操作性能
□2430 万画素のAPS-C サイズ「X-TransTM CMOS III」センサーと高速画像処理エンジン「X-Processor Pro」の組み合わせによる卓越した写真画質と高い機動性
□動く被写体の決定的瞬間を捉える「新AF システム」
□高解像・高精細な4K 動画撮影に対応
価格
ボディ単体 10万5,000円前後(税別)
レンズキット 14万円前後(税別)
発売日:平成29年2月下旬
「FUJIFILM X100F」
独自開発2430 万画素センサー・高速画像処理エンジン搭載
「X100 シリーズ」の第 4 世代 光学式と電子式を自在に切り替えられる「アドバンスト・ハイブリッドビューファインダー」がさらに進化
□独自開発のAPS-C サイズ「X-Trans™ CMOS ?」※1 センサー( 2430 万画素、ローパスフィルターレス)と高速画像処理エンジン「X-Processor Pro」、高性能フジノン23 mm F2 レンズによる際立つ解像力
□起動時間約0.5 秒、シャッタータイムラグ0.01 秒、最短 撮影間隔0.2 秒、最短0.08 秒の高速AF などスナップ撮影に最適な高速レスポンスを実現
□「ERF」機能を使用する際に、小型EVF の倍率(2.5 倍、6 倍)を切り替えて、ピントエリアを確認することができるため、より高い精度でのピント合わせが可能。また、OVF 内に表示されるブライトフレーム※2 を被写体とカメラの距離に応じてリアルタイムで自動補正する「リアルタイム・パララックス※3 補正」機能を搭載。
□シャッタースピードダイヤル内にISO ダイヤルを内蔵
露出補正を±5 段まで調整可能な「C ポジション」
ビューファインダーを覗きながらフォーカスポイントを瞬時に操作できる「フォーカスレバー」などを追加。撮影に関わる操作をほぼ右手側に集約した。
発売日:平成29年2月下旬
価格 15万円前後(税別)
「フジノンレンズ XF50mmF2 R WR」
XF35、XF23 につづく、F2 WRシリーズ
200gの小型軽量と高速AFにより、軽快にポートレート撮影やスナップ撮影を楽しめる中望遠レンズ。高い解像性能と防塵・防滴・-10℃の耐低温構造を実現
□開放F 値2.0、焦点距離76mm 相当(35mm 判換算)のレンズで、豊かなボケ味を実現
□防塵・防滴・-10℃の耐低温構造
発売日:平成29年2月下旬
希望小売価格 6万2,000円(税別)
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