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Traveler`s Photo Diary

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Traveler`s Photo Diary
公開日:2024/01/18

ソニー RX100VII & キヤノン EOS R5 | ベトナム

Text & Photo 野寺治孝

撮影場所:ベトナム 撮影年:2023年(以下同)
ソニー RX100VII AVモードF5.6 1/400秒 ISO100 -2/3EV ホイアン


2020年5月頃、私はイタリア・シチリア島を巡る撮影を計画していました。しかし、ご存知の通り新型コロナウイルス感染症によるパンデミックが起こり、延期しました。
それから3年。2023年になって、ようやく落ち着いたところで計画を実行に移そうかと考えていたところ、燃油サーチャージ料金が円安と原油高で信じられないほど高額になっていました。

予算で頭を悩ませていた私は旅行会社に相談したところ、候補としてあがってきたのはシンガポールとベトナムの2カ国でした。
元々、一度は訪れたいと思っていたベトナムを選択し、3年越しの海外撮影旅行がアジア、ベトナムに決まったわけです。

そうして紆余曲折を経て決まった、ベトナムでの撮影旅行に使うコンパクトデジタルカメラを求めて、ソニー RX100VIIを購入しました。

■ "旅カメラ"としてのソニー RX100VII(DSC-RX100M7)

コンデジを欲したのは、人物をたくさん収めたスナップショットを撮りたかったのが理由です。人物に大きな一眼レフカメラを向けるのはそれなりに勇気が必要で、警戒もされます。小さなカメラなら、そういったケースが少なくなると思ったからです。ファンインダー付きで、望遠側が200mmまで撮れることも決め手になり、ソニー RX100VIIを選びました。

「女房と畳は新しいほうがよい」ということわざ(?笑)を聞いたことはありますか?その通り、新しいカメラは写欲が湧きやすく、今回のベトナム撮影ではソニーが7割に対し、長年使っているキヤノン EOS R5は3割くらいの使用頻度でした。

確かにソニーは小さく、扱いやすく、気軽にスナップ撮影が出来ました。ただ、コンデジを使用する時は一眼レフ以上に、画角や構図に注意を払う必要があります。簡単に撮れるが故にすべてが曖昧になり、悪い意味で安易な作品になってしまうことを経験として知っています。

一眼レフは優秀な性能ゆえ、カメラに助けを借りて良い作品を写せたこともあります。しかし、コンデジは中判カメラを持っているつもりで、画角・構図を意識してしっかり撮影しないと甘い写真にしかなりません。枚数も普段よりも多めに撮ると良いです。
室内や夜など、暗い場所では背面液晶モニターを見て撮影できますが、晴れた日中はモニターが見づらくなります。そんな時にはファインダーが役立つので、活用しましょう。


ソニー RX100VII(DSC-RX100M7)

コンデジの写りはレンズ交換式カメラに敵いません。望遠側のボケも少ないのでボケ味を活かした写真も期待できません。しかし、何と言っても軽く扱いやすい。人物を写したいときに被写体に警戒されづらいメリットは“旅カメラ”にうってつけだと思います。



ソニー RX100VII AVモード F6.3 1/250秒 ISO100 -2/3EV ホーチミン


ソニー RX100VII AVモード F4 1/80秒 ISO100 -2/3EV ホーチミン


ソニー RX100VII AVモード F5.6 1/60秒 ISO6400 -2/3EV ホイアン


ソニー RX100VII AVモード  F5.6 1/60秒 ISO200 -2/3EV ダナン


ソニー RX100VII AVモード F4 1/800秒 ISO100 -2/3EV ホーチミン

■ 夜間撮影に活躍したキヤノン EOS R5

ソニーのコンデジに対し、ミラーレス一眼レフのキヤノン EOS R5は主に夕方から夜にかけて使用しました。いわゆる光量の少ない時間帯です。コンデジはセンサーが小さいのでISO感度が上がると粗が目立ちます。対して、R5はフルサイズセンサーですから粗が目立ちづらいのです。

夜間撮影は意外かも知れませんが、全体的に明るく写ることが多いのです。スポットで光が当たる場所と、暗い部分とのコントラスト差も大きいので、細かい露出補正が必要なのです。露出補正も細かい調整がダイヤルひとつで簡単にできるミラーレス一眼カメラは、手ブレ補正機能などもコンデジより優れているので「光量の足らない悪条件ではミラーレス一眼の方が有用」と判断しました。


しばらくの間、旅写真はこの2台のカメラを併用すると思います。


キヤノン EOS R5

ベトナムのホーチミンは、現代的なビルの下に昭和を思い出させる町並みや人々の営みがあり、被写体として面白い場所でした。
ホイアンは世界遺産の街で、日本で例えるならば倉敷の美観地区に似た所です。日中と夜は観光客でいっぱいですが、早朝は人も少なく撮り時だと思います。どちらもチャンスがあればまた訪れてみたい場所のひとつです。食事も美味しかったですしね。(笑)



キヤノン EOS R5 RF24-105mmF4 AVモード  F8 1/160秒 ISO1250 -1EV ホーチミン


キヤノン EOS R5 RF24-105mmF4 AVモード F5 1/80秒 ISO10000 +1/3EV ホーチミン


キヤノン EOS R5 RF24-105mmF4 AVモード  F4.5 1/400秒 ISO10000 -1/3EV ホーチミン


キヤノン EOS R5 RF24-105mmF4 AVモード F4 1/1000秒 ISO20000 -2/3EV ホーチミン


キヤノン EOS R5 RF24-105mmF4 AVモード F4 1/125秒 ISO10000 ホイアン


<野寺治孝の使用カメラ>


ソニー RX100VII(DSC-RX100M7)

キヤノン EOS R5

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野寺治孝 NODERA HARUTAKA
1958年千葉県浦安市生まれ。
本郷高校デザイン科、にっかつTV映画芸術学院卒業。広告デザイン事務所、郵便配達員、牛乳販売業など職を転々とするが1984年にポストカードの自費制作販売を機にプロ写真家として活動を開始する。1991年に「有限会社スローハンド・野寺治孝写真事務所」を設立。多岐にわたる被写体を空気感とストーリーを感じさせる独自の作風で多くの作品を発表している。


<主な著書>

個性あふれる“私らしい”写真を撮る方法


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