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FA50mm F1.4をつけたK-1。レンズがボディの迫力に負けている。このレンズのデザインの不格好さは、子供の水筒のキャップみたいで、使うのがイヤになるほど。とにかく安っぽい。即刻デザインを変更してほしい。35mmフルサイズの正統派標準レンズを組み合わせるとこれしか選択できないことになる |
大きなモードダイヤルだが、ユーザー設定用のポジションがたくさんあるけれど、これって全部を登録して使う人がいるのかねえ。何をどう設定したか全部覚えられるんですか? |
スマートファンクションダイヤル。全然使ってない。メニュー画面を使わず速やかに設定が可能だけど、要素的にこれらの機能を即時に変更できることが便利なのかどうかはわからん。マニュアル露出を多用するのでシャッタースピードダイヤルの方が良かったのではないかと思ったり。 |
フレキシブルチルト式の液晶モニター。可動の自由さが本機のウリでもあるけど、便利に使えるのかどうかは、今後もう少し場数を踏まないとわからないなあ。 |
アダプター「F AFadapter1.7X」 MFレンズをAFで使用できるアダプター。AF使用できるレンズは原則としてF2.8より明るいレンズ。主レンズの焦点距離は1.7倍、明るさは約1.5段暗くなる。絞り優先、シャッター優先AEも可能。プログラム自動露出はノーマルプログラムモードのみ。マスターレンズの距離設定によって、AFの撮影範囲が決まるので注意が必要。 |
70mmに設定し、至近距離、絞りを開いて撮影。収差が増大するためか周辺域ではピントの芯が甘い。しかし、ボケ味は美しくポートレートにも重宝するはず。 smc PENTAX-FA* 28-70mm F2.8 AL F3.2 1/1600 ISO400 -1EV |
40mmに設定して街のスナップ。とてもシャープでクリアな描写。ペンタックスZ-1時代のレンズだが、この条件では設計が古いことを感じさせない。フォーカスクラッチで瞬時にMFに移行できる。 smc PENTAX-FA* 28-70mm F2.8 AL F8 1/1250 ISO400 -0.7EV |
少し絞ると線が細く美しい描写になるのがいい。絞り値による性能変化がやや大きなレンズのようであるから、表現によって絞りを考えて設定してみたい。 smc PENTAX-FA* 28-70mm F2.8 AL F4 1/6400 ISO400 -0.7EV |
24mmに設定して至近距離でサボテンを撮る。画面周辺まで均質性の高い画質である。明るさを抑えたことが画質に余裕をもたらしたのか。小型軽量で使いやすい広角ズームである。 smc PENTAX-FA 20-35mm F4 AL F8 1/500 ISO400 -1EV |
わずかなタル型収差があるが、この程度なら簡単に補正できる。コントラストが高くシャープな画質に驚いている。F4という開放F値もデジタルでは気にならない。 smc PENTAX-FA 20-35mm F4 AL F8 1/800 ISO400 |
明るい大口径の広角レンズ。やや像面の平坦性が悪い印象を持っており、フィルムを使用した時と描写が異なるのではと想像していたが全体の印象はほぼ同じになった。ボケ味も自然なレンズである。 smc PENTAX-FA* 24mm F2 AL F4 1/1600 ISO400 -0.7EV |
歪曲収差の補正もよく建築物の撮影にも向いている。透明感のあるコントラストの高い描写である。フィルム描写の印象とさほど変わらないのは嬉しい。フォーカスクラッチ機構もスナップでは便利に使える。 smc PENTAX-FA* 24mm F2 AL F11 1/800 ISO400 -0.7EV |
ペンタックス K-3での使用頻度が多かったレンズだが、フルサイズでどこまで力を出せるかに興味があったが、結果は十分すぎるほどで高画質である。やっとレンズの性能をフルに生かせる思いだ。 smc PENTAX-FA* 24mm F2 AL F11 1/800 ISO400 -0.7EV |
世にも不思議な焦点距離の広角レンズ。性能は優秀で現行レンズとして生き残っていることも納得する。至近距離では像が少し軟らかくなる印象あり。ポートレートにも向いているレンズである。 smc PENTAX-FA 31mm F1.8AL Limited F2 1/5000 ISO200 -0.7EV |
居酒屋の主人。光の悪い条件下だが、階調をうまく繋いでくれているので救われた感がある。背景を見るとどういうわけかこの条件では二線ボケが強めに出たが、このモチーフでは気になることはない。 smc PENTAX-FA 31mm F1.8AL Limited F2.2 1/125 ISO1600 -1EV |
小型軽量のレンズだが、優秀な描写だ。このレンズもフィルムとは性格が異なるような写りをする。K−1の画質のバランスが良いのであろうか。絞りの性能変化が大きいレンズで、味わいをコントロールできる。 smc PENTAX-FA 43mm F1.9 Limited F8 1/2000 ISO400 -0.3EV |
この近辺の画角はコンパクトカメラを多用していたこともあり慣れている。35mmレンズと並んで、瞬時にフレーミングが決めることができるので私にとってはとても使いやすいレンズである。 smc PENTAX-FA 43mm F1.9 Limited F8 1/1600 ISO400 -0.7EV |
ハーモニカを持つ人。写真家の大竹省二さんが77歳になった時を祝って、この焦点距離が決められたという都市伝説があるがウラを取ってないので本当かどうかはわからない。素直な描写で軟らかいが、合焦点は線が細くシャープである。軽い中望遠レンズが欲しい人は必携。 smc PENTAX-FA 77mm F1.8 Limited F2.8 1/800 ISO400 -0.7EV |
噺家。ポートレートための王道レンズである。室内のLED照明のみを頼りに撮影したが、K-1フォーカスの精度も申し分ない。切れ込みの良い85mmという印象はフィルム時代と変わらない。フォーカスクラッチで瞬時にMFに移行できるのは便利。 smc PENTAX-FA* 85mm F1.4 F1.8 1/640 ISO3200 -1EV |
至近距離での性能を見てみる。合焦点は素晴らしくシャープである。コントラストも申し分なく往時の同スペックレンズの中でも突出した性能であると評価している。K-1のポテンシャルも十分に引き出せる smc PENTAX-FA* 85mm F1.4 F1.8 1/2000 ISO100 -0.7EV |
使いやすい標準マクロレンズだけど、姿とカタチが絶望的に格好悪くて悲しくなる。高性能でコントラストも高い。明暗差の大きい条件でも階調の繋がりがとてもいい。 smc PENTAX-FA MACRO 50mm F2.8 F3.2 1/4000 ISO400 -0.7EV |
マクロレンズはかつてはシャープであることが評価対象だったけれど、このレンズはボケ味にも配慮されているようである。バランスが良い描写。外観がとてもよく写るように見えないのが残念。 smc PENTAX-FA MACRO 50mm F2.8 F4.5 1/3200 ISO400 -0.3EV |
絞りを開くと収差の増大のためか画面中央でもピントの芯が弱いが、少し絞れば十分に実用になる。前ボケにはクセが出たがこれはこれで評価できる描写。MFレンズがAFで使えるのは楽しい。 smc PENTAX M50mmF1.4 + F AFadapter1.7X F4 1/2000 ISO400 -1EV |
開放値近くで至近距離撮影。やはり球面収差の増大のためか軟らかい調子である。ポートレートやイメージ重視のテーブルフォトにも良さそうなので、使用に耐えないという印象はない。 smc PENTAX M50mmF1.4 + F AFadapter1.7X F2 1/100 ISO1600 -1EV |
赤城耕一 東京生まれ。出版社を経てフリー。エディトリアルやコマーシャルの撮影のかたわら、カメラ雑誌ではメカニズム記事や撮影ハウツー記事を執筆。戦前のライカから、最新のデジタルカメラまで節操なく使い続けている。 主な著書に「使うM型ライカ」(双葉社)「定番カメラの名品レンズ」(小学館)「ドイツカメラへの旅」(東京書籍)「銀塩カメラ辞典」(平凡社) ブログ:赤城耕一写真日録 |
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