誌面を拝見すると、ページから撮影者の熱気を感じる。撮影者の年齢、性別、テーマも様々だが、共通しているのは「フィルムカメラを使って写真を撮る」という行為を、全員がとても楽しんでいるということ。そこには、雑誌のコンテストにあるような「上手い or 下手」という価値観は、まったく意味がなくなる。 それでは「作者の自己満足を見せつけられるのか?」とおもいきや、これがまたどのページも個性があって、読んでいて楽しい。 ある作者は、カメラ機材に愛情を持ち、愛機が主役の誌面を展開し、またある人はフィルムらしさを活かした写真を見開きで大きく掲載している。