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カメラと写真を愉しむためのワークショップやセミナー
公開日:2014/06/09

【イベントレポート】トーキョー・スナップシュート 第3弾 東京下町スナップ OM-Dで撮る街 with OLYMPUS 赤城耕一

CAMERA fan編集部

講師:赤城耕一
6月8日(日)、日本写真学院にてワークショップ/トーキョー・スナップシュート「東京下町スナップ」が開催された。シリーズ第3弾となる今回の講師は、赤城耕一氏。前日まで東京は悪天候で、当日も朝から小雨が降っていたが、「雨の日しか撮れない写真を撮りに行こう」という考えのもと、ワークショップを開催した。

午前中の講義では、「赤城流スナップ撮影の極意・五箇条」を伝授。赤城氏は、撮影テクニックやカメラをどう使いこなすかなどを重要視するのではなく、「心の琴線に触れるものにどんどんシャッターを切っていこう」、「自分が何を見たかったのか、見せたいのかを考えて撮ろう」という、まずは”心構え”が大事だと伝えた。



会場:日本写真学院



赤城流スナップ撮影の極意・五箇条





教材から一部抜粋


参加者のうち希望者には、協賛メーカーのオリンパスイメージングからオリンパス OM−D E-M1とE-M5のレンズキットが貸与された。OM−D E-M1とE-M5は、防塵防滴仕様のため、今回のようないつ雨が降るかわからない状況でも、心配なく撮影に臨むことができる強いパートナーだ。赤城氏は、最近のメイン機材となっているOM-D E-M1を2台持参。マイクロフォーサーズ機のスナップ撮影での優位性を解説した。



参加者に一日貸し出されたOM-Dシリーズ。E-M1は、フラッグシップ機にも関わらず女性の手で持っても大きさを感じさせない。
マイクロフォーサーズ用レンズのM.ZUIKO LENSシステムも展示された。大口径でコンパクトな単焦点レンズに興味を持つ参加者が多かった。



赤城「俺もE-M1についてまだ知らないことがたくさんあるから、今日はオリンパスの人に教えてもらいます」
オリンパスイメージング 広報・プロフォトビジネス部 筑後泰造氏。はじめてOM-D E-M1、E-M5を使う参加者に、カメラの使い方を説明した。オリンパス独自の表現力豊かなエフェクト効果「アートフィルター」については、自身の作品を見せながら解説。

オリンパスイメージング 筑後泰造氏 アートフィルターギャラリー


PEN E-P3 45mmF1.8(開放)2011年
OM-D E-M1 25mmF1.8(F2.8)2014年
  


PEN E-P5 17mmF1.8(F16)2014年
OM-D E-M1 25mmF1.8(開放)2014年
筑後氏のアートフィルターの詳細設定:全てトイフォトIにアートフレームをつけて、アスペクト比1:1で設定。左上ねこのカット以外の3点は、アートフィルター(トイフォトI)をカメラ内RAW現像処理の際に露出補正し、ハイライト・シャドゥの調整済み。


【撮影実習】


そしてワークショップ恒例の「おーし!みんな撮りに行ってくるぞ〜!」の画。日本写真学院前にて。

午後の撮影実習では、日本写真学院から南へ向かい、東京都中央区湊から佃大橋を渡り、元佃までを散策した。はじめに向かった湊地区は、現在再開発地区となっていて、古い建物がどんどん解体され更地になっている真っ最中。地元の方のお話では、中央区の都市計画で高層マンションが立つという。
30年以上この地を撮影しているという赤城氏が変わりゆく街を案内しながら、撮影のモチーフとなるモノを見つけては、参加者にアドバイスして歩いた。
参加者は、晴天時には決して撮れない柔らかな光に包まれた下町の風景をカメラに収めていった。


日本写真学院の南、東京都中央区湊地区を散策。


赤城「これ面白いんじゃない?フカンで撮ってみようよ、この辺りからさ。え?「なにが面白いのかわからない」って?なんだよ〜そんなこと言うなよ〜、ショックだなあ〜」自由すぎる参加者たちに戸惑う講師。


赤城「ハイ、みなさん!建物のガラスにみなさんの体が映り込んでいますよ〜、よーく観察しましょう」


赤城「ヨコ位置で撮ったら、タテ位置でも撮ってみて。気になったものにグッと寄って撮る、今度はすっと引いて撮る」赤城氏は、アドバイスする時に決して難しい言葉を使わない。シンプルな言葉が参加者の頭に素直に入ってくる。そのアドバイスは、心の赴くままにシャッターを切っていくことが大切なんだ。というように聞こえる。


犬を散歩している地元のお母さんに遭遇。最高のモデルが登場して、ひとけの少ない道で急遽モデル撮影会が開始。きちんと挨拶して、コミュニケーションを撮ってから、写真を撮らせてもらう。これ赤城流撮影術のキホンです。





みなさん自由に自分の興味のある物を見つけて、撮られていました。



赤城「今まさに変わっていく街がここにあります。きっと1年後か2年後には、ここには高層マンションが立ち並び、全然違う風景になっていますよ。皆さん、2014年6月、今この時しか撮れないこの街がここにあるんです。ご自身の視点で一番気になるモノを撮って下さい。それは記録としても価値のある映像になるはずです」


参加者の機材。この方は、ご自身のOM-D E-M1を持参。レンズは防塵防滴のM.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO 。タテ位置撮影に便利なパワーバッテリーホルダー HLD-7は、バッテリーを2コ装填することが可能。長時間の撮影に臨める。




赤城「ハイ!みんな〜屋台船が来るぜ〜、シャッターチャンスだぜ〜、ハイ!名作撮れたよね!」
今回、OM−Dシリーズ初体験の参加者には、アートフィルター「ドラマチックトーン」が大ヒット。曇り空、濁った隅田川が、よりドラマチックに収められていった。


【参加者がワークショップで撮影した作品】


Photo: 野呂瀬さん



Photo: 佐伯さん



Photo:花田さん




Photo: 山川さん



Photo: トーヤーシンさん



Photo: 岸本さん



Photo: リンさん



Photo: 福嶋さん



Photo: 田中さん


【今回の貸出機材】


今回、オリンパスイメージングの協力により、参加者に貸し出されたオリンパスOM-Dシリーズは、プロの使用にも耐えうるハイスペックな性能にもかかわらず、そのボディーは驚くほどコンパクトで軽量のため、長時間の歩行でも疲れない。
今回のワークショップでは、女性の参加者が多くいたが「OM-Dは軽くて使いやすい」という声が多かった。また「AF、レリーズを含めレスポンスが早くて撮影が楽しい」「画質が素晴らしい」「アートフィルターが楽しい」と、はじめてOM-Dを使った人たちからも好評だった。



オリンパス OM-D E-M1
+M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO


オリンパス OM-D E-M5(エリートブラック)
+ M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO



【メーカーサイト】
オリンパスイメージング:http://olympus-imaging.jp/

<カメラファンがオススメする書籍>

 
IDEA of Photography 撮影アイデアの極意」南雲暁彦・著


「個性あふれる"私らしい"写真を撮る方法」野寺治孝・著

これからフィルムカメラをはじめたい人のためのガイドブック

フィルムカメラ・スタートブック」大村祐里子・著
 
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