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中古カメラ 一期一会

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中古カメラ 一期一会
ショップのショーケースにならぶ中古カメラたち。中古カメラは1点モノで、同じ物は2つと無い。。。いまこの時を逃したら、目の前のカメラとは2度と出合えないかもしれない。全国のカメラ店と店頭で出合った魅力的なカメラたちを紹介する。
公開日:2017/01/31

京都を訪れる外国人観光客に人気の「カメラのナニワ・京都店」

photo & text 大浦タケシ

カメラのナニワ・京都店 の入口。祇園にも程近い、京都で一番の繁華街・四条通に面した、観光客にも、学生にも愛されるカメラショップ。


東端には八坂神社、西端には松尾大社のある四条通。京都の主要な通りのひとつで、特に四条河原交差点周辺は京都一の繁華街である。「カメラのナニワ・京都店」もその近く、四条通沿いにあるショップだ。

1階と2階に分かれており、1階ではプリントコーナーやフォトスタジオを備え、2階で新品および中古のカメラ・交換レンズなどの販売を行っている。
同ショップは1998年にオープン。京都市内の幾つかの場所で店舗を構えた後、現在のところに移って7年ほどとなる。ちなみにナニワ商会は会社創立から70年近い歴史を持つ大阪のカメラショップで、東京のレモン社もそのグループ会社のひとつである。

カメラのナニワ・京都店は場所柄、海外からの観光客も多く、スタッフ全員が英語での対応を可能とする。取材している最中も海外からの観光客と思しき方々を見受けることができ、国際色豊かなショップと言ってよいだろう。さらにこのショップならではと思えるのが、30分100円で対応するカメラのバッテリー充電サービス。チャージャーを忘れた観光客から重宝されているという。

中古のカメラ・交換レンズの充実ぶりには目を見張らされる同ショップであるが、同時にフィルムも多数揃えているのも特筆すべきところ。学生の街でもある京都だが、同ショップにもフィルム写真の楽しさを知った学生が多数出入りすることから、その需要が高くフィルムの販売にも力を入れているということである。

今回の一期一会では、同ショップで気になったカメラと交換レンズを組み合わせて紹介していく。



ペンタックス K-1 + ペンタックス FA★85mm F1.4[IF]

美品クラスのペンタックスのハイエンドモデルK-1。新品を買うよりもずっとお買い得だ。そのK-1に組み合わせてみたのが、大口径のFA★85/1.4。極めて大きく柔らかいボケが楽しめる。ポートレート撮影では最強の組み合わせと考えてよいだろう。レンズにはなぜかフードが2つ付属する。



ニコン FM3A + Aiニッコール 45mm F2.8P

外観のスレとペンタプリズムのわずかな劣化があるものの、実用として使用する分には問題のないFM3A。使い込むつもりであれば、この価格はお買い得と言ってよい。このところ値上がり傾向気味であるAiニッコール45mmF2.8Pについても、このプライスタグは極めて魅力的だ。



ソニー α900 + ミノルタ AF85mm1.4G New


ソニー唯一のフルサイズ一眼レフα900。連写性能など除けば、キーデバイスは今でも十分通じるスペックを持つ。電子ビューファインダーよりも鮮明でキレのある光学ファインダーが好きな写真愛好家にはオススメのカメラだ。ボケの美しさに定評のあるミノルタAF85mm1.4G Newと組み合わせてみた。



ニコン D500 + AF-S ニッコール 58mm F1.4 G

ハイスピードモデルのD500には、高描写の期待できるAF-S ニッコール58mmF1.4 Gを装着してみた。フルサイズ判に換算して87mm相当の画角となり、こちらも人物撮影では使い勝手のよい組み合わせに。10コマ/秒のキレのよいシャッターでわずかな表情の変化も見逃すことはなさそうだ。



キヤノン EOS 5D Mark II + タムロン SP15-30/2.8 Di VC USD

中古市場では未だ人気の高いEOS 5D Mark II。それでもだいぶリーズナブルになってきているので、欲しければ購入は今だろう。SP15-30/2.8 Di VC USDは大口径の超広角ズーム。高い描写特性に加え手ブレ補正機構も搭載しており、手持ちでの撮影では心強い。こちらもコスパはたいへんよい。



ライカ IIIf セルフ無+ライツ エルマー 5cm F3.5

憧れのライカもバルナックタイプであれば、この価格で手にはいる。ファインダーに薄クモリがあるが、実用上は問題のないもので、レンジファインダー初心者にぴったりのフィルムカメラと言ってよいだろう。エルマー5cmF3.5についても薄クモリがあるが、こちらも通常使うには不満はないはずだ。



ローライフレックス2,8GX

1981年に一旦製造を中止したローライの二眼レフだが、1987年に製造を再開。本モデルはそのときのカメラである。フィルム装填に手間のかからないオートマット機構は省略されているものの、ビューファインダー内にTTL露出計を内蔵し、ストロボもTTLオートに対応するなど、時代に即したものとしている。



カメラのナニワ京都店

アクセス

カメラのナニワ・京都店は阪急京都線河原町駅を下車し9番出口から西へ徒歩3分の位置にある。京都・滋賀地区最大級の中古カメラ・交換レンズの品揃えを誇り、英会話のできるスタッフが常駐しているのが特長だ。

営業時間

月曜日から土曜日まではAM10:00〜PM20:00、日祝はAM10:00〜PM19:00。年中無休(年末年始を除く)。


カメラのナニワ・京都店 店内

ショーケースのなかには、国内外の中古のカメラ・交換レンズが所狭しとが並ぶ。カメラはデジタル・フィルムに関わらず広く取り揃えているのが特長。じっくりと探せば、お気に入りの逸品を必ず見つけることができるはずだ。




フィルムもカラーネガ、カラーポジ、モノクロと充実した取り揃え。フィルムは全て冷蔵庫のなかに陳列されている。




カメラのバッテリー充電はカメラのナニワ・京都店ならではの有料サービス。旅行者のなかにはチャージャーを忘れる人も少なくなく、ホテルのコンシェルジュなどに聞いて来店する人が多いという。




充電サービスで使用するチャージャーはご覧のとおり。このなかにないものは、中古として販売しているデジタルカメラのものを借用するので、基本的に充電できない機種はないとのこと。


お店からひとこと

当店は観光都市京都の中央、四条通に面しております。祇園や鴨川など観光地からのアクセスがよいのも特長です。ご来店していただいた皆様に満足できるように中古のカメラや交換レンズを多数取り揃えておりますので、京都に遊びに来られたときなど、ぜひお立ち寄りください。従業員一同お持ち申し上げております。
(カメラのナニワ・京都店店長 砂山善信氏)



カメラのナニワ・京都店 ショップ情報

公式webサイト    http://www.cameranonaniwa.co.jp/store/kyoto/


公式ブログ    http://www.cameranonaniwa.co.jp/blog/kyoto/


CAMERAfan      http://camerafan.jp/naniwa/

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フィルムカメラ・ライフ 2024−2025

 
IDEA of Photography 撮影アイデアの極意」南雲暁彦・著


「個性あふれる"私らしい"写真を撮る方法」野寺治孝・著


<これからフィルムカメラをはじめたい人のためのガイドブック>


フィルムカメラ・スタートブック」大村祐里子・著

 
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