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南雲暁彦のThe Lensgraphy
54
南雲暁彦のThe Lensgraphy
フォトグラファー 南雲暁彦が、様々なレンズを通して光と時間を見つめるフォトエッセイ
「僕にとって写真はそのままを記録するという事ではない。そこには個性的なレンズが介在し、自らの想いとともに目の前の事象を表現に変えていく。ここではそんなレンズ達を通して感じた表現の話をして行きたいと思う」
公開日:2022/05/27
Vol.6 Leitz ELMAR 135mm f4 「鉄の掟」
南雲暁彦
全くもってクラシックな、というより異形の代物だ。他社のものでもF値の暗い135mmにはあんまりカッコいいレンズはなかったと思っているのだが、これはその範疇から外れた異次元の異物感がある。存外に細長く、ボディが真っ二つにツートンカラーの別素材というスタイルは目にも手にも馴染むのに正直いつもより少し時間がかかった。なんだかレンズというより「鉄砲伝来」みたいなイメージを持ってしまったと白状しよう。
このライツ エルマー135mm F4は1960年から1965年に製造されたということで、なかなか年季の入ったレンズだ。レンズは4枚構成で全てレンズヘッドと呼ばれるピントリングの前の部分に入っていて(ここは回すと外れる構造になっている)あとはひたすらに筒である。マウント部から覗くとだいぶ奥の方にレンズが見えて、コップに使えそうなほど深い。エスプレッソなら3〜4杯は飲み込む容量がある。まああってもしょうがないのだが。
作りは非常にしっかりとしていて剛性も高く操作性も質が高い、この辺はさすがライカ。中古市場で安く売っているレンズではあるが何か狙ったものはしっかり捉えてくれそうな雰囲気を持っている。銅鏡に台座付きで三脚のねじ穴が大小2個も空いているので、そこにボールヘッドをつけて使うことにした。実際レンジフィンダーではピントは合わないと言っていいし(個体差にもよるだろうが)パララックスも大きい、ライブビューで使用するとガッチリ構えられないのでブレやすい。ということでちゃんと撮りたいならこの使い方が推奨だ。
さて、この鉄の筒でハンティングする獲物に選んだのは鉄の馬達だ。この撮影に当たってはカメラをSL-2Sに変えた、理由は然もありなん。
1台目はKawasaki KH250 ケッチの愛称で有名な1970年代の名車である。2ストローク3気筒というエンジンは非常に珍しいレイアウトで確固たる愛好家が存在するのだが、今回このエルマーで作品を撮るに当たり、少し前に知り合ったライダーが大事に持っていたこのケッチを思い出した。135ミリという焦点距離もちょうど良いし、何より今では考えられない異形の、という共通点がフォトグラファー心をくすぐった
このタイミングでこの二つが出会ったのも僕の人生の綾なのだろう。
やはり相性がいい、狙った通りの雰囲気が得られた。突き立てられた空冷エンジンのフィンが掴めそうだ。
Leitz ELMAR 135mm f4 1/640秒 F5.6 ISO800
男Kawasaki鉄の馬ここにあり。ライカのエルマーここにあり。いい立体感を醸し出す。
Leitz ELMAR 135mm f4 1/250秒 F4 ISO400
今時のバイクと比べると非常にスリムで鉄感が強い、それを思ったままに表現する。
Leitz ELMAR 135mm f4 1/30秒 F4 ISO100
Leitz ELMAR 135mm f/4 1/800秒 F5.6 ISO400
バイクとカメラは似ているなあと思うことがある。次々とすごいスペックの新しいモデルが登場し、そしてそれはあくまでも人が能動的に使う道具である。どんなにそのスペックが優れていようとライダーやフォトグラファーの技量や感性にその表現の全てを委ねるのだ。それが鉄の掟だ。
若い頃、いつも手強いバイクやカメラを前にすると緊張しつつもワクワクしていたのを思い出す。「使いこなしてやる、その先にあるものを見るためにお前が必要なんだ」そんな気持ちだった。
そうやって乗り手や使い手と一緒に自分の時代を切り開いていくのだろう、バイクにもカメラにもだからロマンがある。
2台目はHonda VF750Fだ。1982年に登場したこちらも絶滅しかけているV型4気筒エンジンを持つ名車である。僕がバイクのデザインを意識し始めた頃のもので、当時サンパウロに住んでいたのだがバイクといえばホンダのCBぐらいしか走っておらず、その非常にシンプルなスタイルに比べてこのビキニカウルを備えたVF750Fはアニメに出てくる戦闘機のようなカッコよさがあり記憶に残っていた。いやあ、今見てもカッコいい。
Leitz ELMAR 135mm f/4 1/640秒 F8 ISO800
Leitz ELMAR 135mm f/4 1/1000秒 F5.6 ISO400
最初は得意の夜景を背景に撮影しようと思ったのだが、開放値F4のレンズでそれをやるのもどうかということで夕暮れを狙った撮影にした。この空の色は一番時の流れを感じる空気を持っていると思う。朝は始まりしか感じないが、夕方は終わりとその先を想像させてくれる。その時間の流れの中をこのマシンに跨って走っていくイメージが湧いてくる。
オーナーがエンジンを煽っているところが良かったのでシャッターを切った。
Leitz ELMAR 135mm f/4 1/500秒 F8 ISO800
この2台と二人のオーナーにお礼を言いたい。おかげで撮影しながらバイクと一緒に70年代、80年代を旅することができた。乗らなくてもそれができるのはフォトグラファーの良いところだろう。エルマーは撮影を進めているうちにその存在を消し、僕を撮影に集中させてくれていた。これはいい道具の証だ。
さて僕も自分のバイクに火を入れたくなった。今日は機材があるので車で来たが、次は自分の愛車で旅を満喫したいと思う。
Leitz ELMAR 135mm f/4 1/350秒 F4.0 ISO200
深夜にあれこれ使い方を試している時にテレビに反射した自分とエルマーの姿を見つけ、面白いのでそのままシャッターを切った。これはこれで、エルマーでの一枚。
Leitz ELMAR 135mm f/4 1/15秒 F4.0 ISO6400
LEICA SL-2S + Leitz ELMAR 135mm f4
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<プロフィール>
南雲 暁彦 Akihiko Nagumo
1970 年 神奈川県出身 幼少期をブラジル・サンパウロで育つ。
日本大学芸術学部写真学科卒、TOPPAN株式会社
クリエイティブ本部 クリエイティブコーディネート企画部所属
世界中300を超える都市での撮影実績を持ち、風景から人物、スチルライフとフィールドは選ばない。
近著「
IDEA of Photography 撮影アイデアの極意
」 APA会員 知的財産管理技能士
多摩美術大学統合デザイン学科・長岡造形大学デザイン学科非常勤講師
公式サイト
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Instagram
note
<著書>
【新刊】ライカで紡ぐ一七の物語
フォトグラファー 南雲暁彦によるライカと銘玉レンズのフォトエッセイ
カメラファンの人気WEB連載「南雲暁彦のThe Lensgraphy」を再構成して書籍化。1950年代の伝説のオールドレンズから最新型のレンズまで17本の銘玉で捉えた珠玉の写真作品と共に、レンズが導くストーリーを綴る。
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