20th Century America
公開日:2022/08/23
1980〜1989年 アメリカ・ウェストコースト
Photo & Text 野寺治孝

ミノルタα7700i 100-300mm F4.6-5.6 絞り優先AE エクタクローム100
はじめてアメリカに行ったのは23歳の時で1980年の夏でした。当時は雑誌『ポパイ』や映画『ビッグ・ウェンズデー』、音楽ならば『イーグルス』と若者の間ではウェストコーストブームでした。私もその流行に乗り『サンフランシスコとロサンゼルス10日間』のパッケージツアーで友人との三人旅で行きました。
最初にシスコに到着しました。街はケーブルカーと徒歩でほぼ回れるコンパクトなサイズでした。私たちはレンタカーを借りてゴールデンゲート・ブリッジを超えてサウサリートという街に行きましたが、そこでいきなり駐車違反で捕まってしまいました。警察官に「郵便局から罰金を振り込みなさい」と言われて戸惑いながらも支払ったことは、今となってはいい思い出です。
気温は30℃位ありましたが、街にはTシャツ一枚の人と毛皮を着てる人が居たのが不思議でした。理由は直ぐに分かりました。異常に乾燥していて日向では暑く、日陰ではとてもひんやりとしていたからでした。
ロスは砂漠に作った街ですから、とにかくだだっ広いのです。車がないと何も出来ない街でした。私たちは何はともあれディズニーランドに行きました。まだ日本にディズニーが出来ていないころでしたから、外せない場所でした。
ひとことで言ってしまえば「今まで生きていてこんなに楽しかったことはなかった。もう死んでもいい」と思えるような当時の私にとっては、まさに夢の国でした。もちろん乗ったことのないアトラクションには度肝を抜かれましたが、スタッフのホスピタリティーには本当に感動しました。
その後は1987、88、89年と訪ねていますが、89年は友人とシスコからロスを飛び越えてサンディエゴまでルート1をレンタカーで走りました。この時もまた交通トラブルに巻き込まれました。ロスの高速で追突されてしまいました。幸い怪我人はいませんでしたが、パトカーが来て大騒ぎですっかり意気消沈してしまいました。その数時間前に撮ったのが海辺のバスケットの写真です。
そんなアクシデントもありましたが、海沿いをドライブしながらの撮影旅行はとても楽しかった思い出ですね。サンタバーバラやカーメルと言った海辺の街に泊まって、夜は友人とシーフードをつまみにビールを飲み、女の子の話で盛り上がりました。絵に描いたような楽しい青春でした。(笑)
これから行かれる方へのアドバイスですがロスはとにかく広いので移動が大変です。最初でしたらシスコの方が撮りやすいと思います。坂が多くて徒歩は大変な場所もありますがケーブルカーもありますし、コンパクトな街ですからタクシー移動でも大丈夫です。フェリーや地下鉄も充実していますので、ぜひ訪れてみてください。
ミノルタα7700i 100-300mm F4.6-5.6 絞り優先AE エクタクローム100

ミノルタα7700i 28-80mm F3.5-4.5 絞り優先AE エクタクローム100

ミノルタα7700i 100-300mm F4.6-5.6 絞り優先AE エクタクローム100

ミノルタα7700i 28-80mm F3.5-4.5 絞り優先AE エクタクローム100

ミノルタα7700i 100-300mm F4.6-5.6 絞り優先AE エクタクローム100

ミノルタα7700i 100-300mm F4.6-5.6 絞り優先AE エクタクローム100

ミノルタα7700i 28-80mm F3.5-4.5 絞り優先AE エクタクローム100

ミノルタα7700i 35-70mm F3.5 絞り優先AE エクタクローム100

ミノルタα7700i 28-80mm F3.5-4.5 絞り優先AE エクタクローム100
<野寺治孝の使用カメラ>

ミノルタ α7700i
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