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Photo & Text by Rinaty

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Photo & Text 丹野清志

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Traveler`s Photo Diary
公開日:2023/06/20
[番外編] 2023年 月島
Photo & Text 野寺治孝
キヤノン EOS R5 RF24-105mm F4 L IS USM 絞り優先AE (以下同)
85mm辺り 1/1000秒 F10 ISO400月島は東京の下町でしたが、今や高層マンションが立ち並ぶ近代的な街へと変貌しました。かつての下町情緒だけを求めて被写体を探すと、撮るのには難しい街かもしれません。逆にそのような固定観念は脇に置き、わずかに残る下町の風景と近代的なビルを対比させたり、それぞれを切り取っていけば魅力的な場所だと思います。
大きな川と橋、倉庫、オシャレなカフェもあり、撮れ高は良いと思います。高層マンションがあるという事は街に長い影がさしますから、晴天の日には光と影を意識しましょう。光と影を活かすにはコントラストは強く意識した方が面白い写真が撮れるので、そこを忘れずにカメラのレンズを覗いてみてください。
私は常に『その場所“を”撮るのではなく、その場所“で”何を撮るのか』を優先しています。『その場所“を”撮る』ことを優先すると、その場所の説明や記念写真になってしまいます。また、場所が主体になるので、場所に撮らされてしまい作品に自分の個性を投影させることが難しくなってしまいます。もちろん、せっかくその場所を訪れたのですからそのような記念写真を撮っても構いませんが、それと作品とは明確に分けた方がいいと思います。
『その場所“で”撮る』ことを意識すれば、主体は自分自身です。場所は単なるモチーフとなり自由に個性あふれる写真が撮れるのです。極端な例ですが月島の街並みを写さずに花や空だけを撮ってもいいのです。
この『その場所“で”撮る』を心がけていれば、どこを訪れても、どのようなモチーフでも「何を撮ればいいのか分からない」ということが減ります。それは、絶えず自分の視点を基準に被写体を探し出せるからです。
私は多分、どこに行って何を撮っても、ここに掲載している月島のようなテイストで、作品を撮影することができると思います。なぜならばそれが私の個性であり“被写体に対する眼差し”だからです。その眼差しがあるから、この記事の最後にある「ビールの栓」を探し出し、撮る事が出来たのです。このような写真は月島でなくても撮れたかも知れませんが、縁があって月島で出合ったのですから私にとっては月島の写真なのです。
67mm辺り 1/1600秒 F9 ISO400
90mm辺り 1/1250秒 F4 ISO400
50mm辺り 1/4000秒 F5.6 ISO400
28mm辺り 1/800秒 F4 ISO400
50mm辺り 1/250秒 F8 ISO400
24mm辺り 1/2000秒 F10 ISO1000
35mm辺り 1/1600秒 F10 ISO400
105mm辺り 1/250秒 F4 ISO400
24mm辺り 1/2500秒 F6.3 ISO400
105mm辺り 1/500秒 F8 ISO400 <野寺治孝の使用カメラ>

キヤノン EOS R5
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