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ボディ上部 シャッターボタンはボディの後方にあって、当初は評判が悪かったが、ユーザーがボディに合わせて使ったのであろう。シャッターの構造がレンジファインダーのS系のニコンと同様のためだが、もとはバルナックタイプのライカのシャッターの位置関係からきているわけだ。 |
裏蓋 裏蓋は着脱式でありS系ニコンと同様である。三脚に取り付けている時などかなり煩わしい。フィルム装填時に取り外した裏蓋をどこに置くのか、という大きな問題もある。私は脇の下に挟んだりしている。 |
Fマウント 現在に至るまで不変のニコンFマウント。絞り環のあるレンズならばMF、AF問わずにどのレンズも使える。現在主流になってきているGタイプのニッコールレンズは絞り環がないために使用できないのが残念。 |
ニッコール2.1センチF4 S系ニコンに用意された同スペックレンズのFマウント版モデル。対称型設計のため、後玉が突き出た構造で、Fではミラーアップして使用する必要あり。性能面は非常に秀逸でとくに歪曲収差が少ない。 |
ニッコール10.5センチF4 これもS系ニコンのために設計されたレンズのFマウント版モデル。絞りはプリセット方式で、やや扱いづらいが性能は優れている。小型軽量なので、マウンテンニッコールという愛称もある。 |
コマ速度換算票 モータードライブ側に取り付けられた裏蓋にはコマ速度と使用可能なシャッタースピードの換算票が貼られていた。ミラー動作時にLでは全速、M2では60分の1秒以上、M3では125分の1秒以上を使用する。なおミラーアップ時にはそれぞれ2-3段ほど下のシャッター速度を使用することができる。この設定を間違えると露光時間中に巻き上がるなどトラブルが発生するので注意したい。 |
フォトミックイルミネーター フォトミックファインダー内の指針表示は通常は採光窓から外光を取り入れて照明していたが、このイルミネーターは小さなランプを点灯させて採光窓を照らし、指針表示を照明しようというもの。電源は水銀電池1個。夜間や舞台撮影時に便利であった。 |
巻き戻しクランク 巻き戻しクランクや、下のホットシュー部分の形状、大きさも時代によって変更される。後期型のほうが使いやすくできているが、やはりメンテナンス時に新型に交換されている個体もよく見かける。 |
ニコンF+モータードライブF-36「速度L〜M1〜M2」の動作 |
ニコンF+モータードライブF-36 「速度H」時の動作 |
ニコンF フォトミックファインダーへの交換方法 |
ニコンF ファインダースクリーンの交換方法 |
赤城耕一 東京生まれ。出版社を経てフリー。エディトリアルやコマーシャルの撮影のかたわら、カメラ雑誌ではメカニズム記事や撮影ハウツー記事を執筆。戦前のライカから、最新のデジタルカメラまで節操なく使い続けている。 主な著書に「使うM型ライカ」(双葉社)「定番カメラの名品レンズ」(小学館)「ドイツカメラへの旅」(東京書籍)「銀塩カメラ辞典」(平凡社) ブログ:赤城耕一写真日録 |
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