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公開日:2018/12/25

撮ってすぐにシェアして楽しむ!オールドレンズ女子部が活用するFlashAir 〜オールドレンズ・フェス イベントレポート〜

photo & text 鹿野貴司

左からオールドレンズ女子部のうらりんさん、上岡エマさん、どあ*さん

2018年11月22日〜24日の3日間、原宿のデザインフェスタギャラリーで「オールドレンズフェス Vol.2」が行われた。Vol.1が好評のうちに終わったことから、わずか半年後の開催となった。会期中の館内では写真展や即売会、トークショーなどが行われ、多くのオールドレンスファンで賑わっていた。
出展側で存在感を発揮していたのが「オールドレンズ女子部」だ。イベントの主催者である写真家・上野由日路氏のワークショップから派生したグループで、上の写真は部員たちによる展示コーナー。会場内のその他の展示コーナーにも多数のメンバーが作品を出展していた。
日頃から東芝メモリのSDメモリカード「FlashAir」を愛用する部員が多いということで、24日には部員による「FlashAir」の活用法を語るトークショーと、実際に「FlashAir」を体験するお散歩撮影会も行われた。アナログ時代の産物であるオールドレンズと、無線LAN通信機能を持つ「FlashAir」というデジタルデバイスは、一見相反する存在。しかし部員たちを取材すると、両者の親和性が高いことを実感した。




イベントが行われたのは、前回と同じく原宿のデザインフェスタギャラリー。EASTとWESTの2棟からなる館内では、学生から一流のプロまでさまざまなアーティストが展示活動を行う。今回はEASTの1階と2階の全スペース、ならびに3階の1室を使って行われた。



「オールドレンズ女子部」の展示コーナーは、三宝カメラによる即売コーナーのそばという“一等地”。被写体は花が多かったが、オールドレンズを買ったから花を撮るのではないらしい。花を撮るうちによく写る通常のレンズに不満を感じ、うっかり(?)オールドレンズの沼に足を踏み入れたという人が多いそうだ。それだけ熱心な人たちだけに、撮影や発表にも意欲的なのが伝わってくる。

<オールドレンズ女子部 写真展・展示作品>


どあ*さん



うらりんさん



上岡エマさん


「FlashAir」のトークショー。今回のイベントの責任者であり、「オールドレンズ写真学校」を主宰する上野由日路氏が進行役となり、上に作品を掲載した上岡エマさん、どあ*さん、うらりんさんの3人でトーク。ちなみに左から3番目の女の子は、小学4年生という最年少部員だ。


オールドレンズ女子部のメンバーが使用している「FlashAir」
カード本体に無線LAN機能を備えており、スマートフォン用アプリ「FlashAir」と連携することで、即時に撮影した写真を端末で見ることができる。自動転送機能と自動保存機能を設定すれば、撮影しながら次々と写真を転送して保存可能だ。




スマートフォンの「FlashAir」アプリでカメラ内のFlashAirカードの中を閲覧している画面


「FlashAir」アプリの設定で、写真/動画の自動保存が可能になった。


自動保存設定の画面 自動保存するファイル形式を細かく指定できる。
JPEGだけでなく、RAWファイルや、動画ファイルも保存できるから便利だ。
スマホの容量を節約したければ、JPEGファイルだけを指定すればよいだろう。



トークショーの後はお散歩撮影会へ。部員の皆さんが持参したレンズを一斉に見せてもらった。定番のライカLマウントやM42マウントのレンズが多いが、一時期オールドレンズにハマっていた僕も初めて見たレンズや、そもそも存在を知らなかったレンズも。カメラはオリンパスが多数派だが、フルサイズのソニーαもちらほら。
 

シビアなピントのオールドレンズもFlashAirですぐに転送して大画面でチェック


結ばれたおみくじを熱心に撮影していたうらりんさん。ソニーα7IIにilluminar-F 50mm F2(blue topaz)を装着していた。



うらりんさんは、「FlashAir」からリアルタイムでスマートフォンへ画像を自動保存して、ピントや、ボケの形、美しさを確認していた。
これまで小さなカメラの背面液晶で確認せざるを得なかった記録写真が、大画面のスマートフォンの画面で確認できることは大きなメリットだ。
スマートフォンなら片手でさまざまな操作できるうえ、横位置に構えれば大きく表示できるし、縦位置なら前後の画像も確かめることができる。




このときにうらりんさんが撮影した作品。リング状のボケが印象的だ。
 

撮ってすぐにみんなでシェアできるFlashAirの便利さ


参加者全員で記念撮影。カメラに装着されているのはもちろんオールドレンズだった。



撮ったばかりの記念写真をiPadへ転送し、みんなでワイワイと鑑賞。タブレットなら表情も確認しやすいし、写っている人たちへシェアするのも楽チンだ。ピントをシビアに追い込むポートレートやマクロの撮影でも、FlashAirとタブレットの組み合わせがあると便利だと思う。



たまたますれ違ったドイツ人のファッションモデルに、部員たちも「かわいい!」と興奮。快く撮影をOKしてくれたので、その場でフォトセッションが始まった。


撮ってすぐに大画面で見せ合えるのは「FlashAir」ならでは。すぐにSNSへアップすることはもちろん、撮らせてくれた相手へ送ることもできる。ちなみに表示されている作品を撮影したのは前述のトークショーに登場した小学4年生の最年少部員。小学生にもカンタンに使えるFlashAirとアプリの操作性が良さは特筆すべきものがある。



左からどあ*さん、「オールドレンズ女子部」の代表である上岡エマさん、うらりんさん。

オールドレンズ好きにはコレクションすることを楽しんでいる人も多いだろう。その点、オールドレンズ女子部のメンバーたちは、デジタルとアナログをバランスよく使いこなして、意欲的に作品制作をしている印象を受けた。なにより彼女たちはオールドレンズでの撮影を思いっきり楽しんでいる。そこでトークイベントに登壇したオールドレンズ女子部の3人に話を伺った。
FlashAir歴は、3人の中でもっとも古いどあ*さんで約3年。Wi-Fi機能のないカメラを購入したのがきっかけだった。

 

<オールドレンズ女子部インタビュー>

■どあ*さん「今はWi-Fi機能のあるカメラを使っていますが、新しいバージョンのアプリは転送速度がカメラの機能を使うより断然速いんです。FlashAirはすっかり手放せなくなりました」

■うらりんさん「これからカメラを始めるという女子なら、中古でミラーレス一眼カメラを買うという選択肢もあると思います。FlashAirがあれば古いデジカメでもスマホやタブレットと連携できるのでいいと思います」




3人とも感心していたのは、アプリの操作・設定がシンプルでわかりやすい点と、撮影画像を自動的にスマートフォンやタブレットに保存していく自動保存機能だ。

■上岡さん「Wi-Fiさえ接続すれば勝手に保存してくれるのは本当に楽です。撮り終わってみんなでお茶をするとき、すでにスマホに写真が入っているため、カメラなどの操作が不要ですぐに写真を見せ合えます。スイーツもすぐに食べられますものね(笑)」

■どあ*さん「オールドレンズファンに多いパターンだと思いますが、カメラはソニーとオリンパスを併用しています。カメラのWi-Fi機能を使おうとすると、操作が異なる2つのアプリをその都度使い分けるので面倒なんです。FlashAirならそれがひとつで済むので快適です」



■うらりんさん「カメラ好きの女子たちは、すぐ撮った写真を見せ合ったり、ひとりで撮っていても傑作をLINEで仲間たちに送ったりして、早く共有して楽しみたいんです。私も通勤途中で夕焼けを撮ったりすると、すぐSNSにアップします」

■上岡さん「私もするする!」

■どあ*さん「私も通勤途中は毎日撮っています。FlashAirがあると撮影から保存してシェアという流れが本当に楽ですね、これっていつもしていることだからスムーズなのはとても大切なんです、ストレスになりません」



ちなみにオールドレンズの所有本数を聞いてみると……。

■どあ*さん「使い始めて1年ちょっとなので、まだ10本くらいです」

■うらりんさん「私も1年半くらいですが、もう40本……(笑)」

■上岡さん「私は50本くらいです。単焦点だからどうしても本数が増えちゃうんです!」

■どあ*さん「現代やリアルなものとは違う、見た人が写真に吸い込まれるような表現をしたいんです。オールドレンズを使うと、当然ですがそのレンズを通さないと見えない世界があります。それが楽しいですね」



■上岡さん「写りはもちろんですが、レンズの生い立ちやエピソードを知ると愛着が湧きますね。描写のクセが自分のイメージとマッチするとテンションが上がります。一番のお気に入りは、今回展示している作品に使ったアストロベルリン製のロッシャー・キノ・ポートレート75mmF2.3です。1928年にチャールズ・ロッシャー監督が映画『テンペスト』を撮影するために作られたシネレンズで、周辺のボケが独特なんです」



■うらりんさん「同じレンズでもコンディションが違うので一期一会ともいえます。私が今手にしているズマール5cmF2も“クモリあり”で安かったんです。もともと薄いベールがかかったような描写が好きなのでクモリは大歓迎。本当にラッキーでした」




筆者もソニーα7IIを使い始めた頃、オールドレンズにハマったことがある。それ以前から所有していたものも含め、今でも15本ほど所有している。今回の取材にはサブカメラに60年以上前のトプコールレンズを装着して赴いた。もともとの光学性能も高いのだが、薄いクモリも重なって現代のレンズとはまったく異なる表現ができる一本だ。
ミラーレスのデジカメが登場して、存在が忘れ去られようとしていたオールドレンズに再び、いや発売時以上に光が当たるようになった。そこにFlashAirが加われば、さらに楽しく快適なフォトライフが送れるのではないだろうか。



<関連サイト>
FlashAir
https://jp.toshiba-memory.com/product/flashair/sduwa/index_j.htm

<取材協力>
東芝メモリ株式会社

 
鹿野貴司(しかの たかし)

1974年東京都生まれ。多摩美術大学映像コース卒業。さまざまな職業を経て、フリーの写真家に。広告や雑誌の撮影を手掛けるほか、ドキュメンタリー作品を制作している。日本大学芸術学部写真学科や埼玉県立芸術総合高等学校で非常勤講師も務める。
写真集『日本一小さな町の写真館 山梨県早川町』(平凡社)ほか。

ウェブサイト:http://www.tokyo-03.jp/
Twitter:@ShikanoTakashi
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