デジタルカメラ
→レンズ交換式
→コンパクト
フィルムカメラ
→35mm一眼カメラ
→レンジファインダー
→コンパクト・その他
→中判カメラ
→大判カメラ
レンズ
→AF一眼用
→MF一眼用
→レンジファインダー用
→中判カメラ用
→大判カメラ用
→引き伸ばし機用・その他
アクセサリー
→ストロボ
→三脚・一脚・雲台
→暗室用品
→バッグ
→ファインダー
→モータードライブ
→露出計
→マウントアダプター
→フィルター
→フィルム
→その他
加盟ショップ一覧
コンテンツ
修理会社リスト
カテゴリから検索
カテゴリ表示切替
デジタルカメラ
→すべてのデジタルカメラ
→レンズ交換式
→コンパクト
カテゴリ表示切替
フィルムカメラ
→すべてのフィルムカメラ
→35mm一眼カメラ
→レンジファインダー
→コンパクト・その他
→中判カメラ
→大判カメラ
カテゴリ表示切替
レンズ
→すべてのレンズ
→AF一眼用
→MF一眼用
→レンジファインダー用
→中判カメラ用
→大判カメラ用
→引き伸ばし機用・その他
カテゴリ表示切替
アクセサリー
→すべてのアクセサリー
→ストロボ
→三脚・一脚・雲台
→暗室用品
→バッグ
→ファインダー
→モータードライブ
→露出計
→マウントアダプター
→フィルター
→フィルム
→その他
メーカーから検索
すべてのメーカー
Nikon
Canon
PENTAX
OLYMPUS
SONY
Panasonic
RICOH
FUJIFILM
SIGMA
TAMRON
Tokina
CONTAX
Leica
HASSELBLAD
Rollei
Voigtlander
Carl Zeiss
KIPON
銘匠光学
七工匠
中一光学
Light Lens Lab
Laowa
KamLan
Mamiya
Kodak
MINOLTA
KONICA
KONICA MINOLTA
EPSON
YASHICA
PETRI
TOPCON
Miranda
Polaroid
MINOX
KOWA
BRONICA
PLAUBEL makina
LINHOF
EBONY
WISTA
TOYO
HORSEMAN
Schneider
RODENSTOCK
HUSKY
GITZO
Manfrotto
SLIK
Velbon
etc
ショップから検索
すべてのショップ
Re アールイーカメラ
いーさくらマーケットPhoto
イロハスショップ
インヘリットカメラ
近江寫眞機店
大貫カメラ
荻窪カメラのさくらや
カメラの大林
東京CAMERA
カメラのキタムラ
カメラの三和商会
カメラのナニワ
カメラのヤマゲン
KOMEHYO(コメヒョウ)
サイトウカメラ
三宝カメラ
スズキカメラ商会
トップカメラ
日東商事
ファイブスターカメラ
(有)藤井商店
フジヤカメラ店
ブレゲカメラ
松坂屋カメラ
松屋カメラ
マップカメラ
レモン社
価格帯から検索
最低価格
¥1,000
¥5,000
¥10,000
¥30,000
¥50,000
¥80,000
¥100,000
¥150,000
¥200,000
¥300,000
¥500,000
〜
最高価格
¥1,000
¥5,000
¥10,000
¥30,000
¥50,000
¥80,000
¥100,000
¥150,000
¥200,000
¥300,000
¥500,000
CONTENTS
65
あるカメラマンのアーカイブ〜丹野清志の記憶の断片〜
第8回 1972−1975年 「ぶらり東京街角散歩」
Photo & Text 丹野清志
32
新刊情報
ライカと銘玉レンズで綴るフォトエッセイ集『ライカで紡ぐ十七の物語』南雲暁彦・著 10月16日発売
CAMERA fan編集部
34
イベント情報
「やさしいストロボ1日倶楽部」10周年記念イベントを福岡・大阪・東京の3都市にて開催
CAMERA fan編集部
63
ショップレポート
創業1938年歴史を刻む店、フジヤカメラ店の魅力をレポート
Text & Photo 鹿野貴司
34
イベント情報
「第53回 世界の中古カメラ市」松屋銀座にて開催|2025年9月4日(木)〜9月9日(火)
CAMERA fan編集部
18
新製品レビュー
Samsung Galaxy Z Fold7超薄型の折りたたみスマホのカメラ機能を写真家が試す!
Photo & Text:鹿野貴司
Tweet
シェア
TOP
>
コンテンツ一覧
>
南雲暁彦のThe Lensgraphy
54
南雲暁彦のThe Lensgraphy
フォトグラファー 南雲暁彦が、様々なレンズを通して光と時間を見つめるフォトエッセイ
「僕にとって写真はそのままを記録するという事ではない。そこには個性的なレンズが介在し、自らの想いとともに目の前の事象を表現に変えていく。ここではそんなレンズ達を通して感じた表現の話をして行きたいと思う」
公開日:2022/01/31
Vol.3 Leica SUMMICRON-M 35mm f2(第4世代)「母国語を話すが如く」
南雲暁彦
僕はレンズを選択するときにある種の覚悟みたいなものを持つことが多い。表現のIDEAが頭を駆け巡るときに「今回はこのレンズの言語を使いこなしてこう撮る」という意識が働く。特殊なレンズになればなるほどそうで、それはちょっと外国語で頑張って話をする様な感覚に近い。標準に近いレンズだとまあ方言ぐらいで済むのだが超望遠などは「ちょっと練習しないとかな」という気持ちになる。
そういう意味で35mm F2というスペックは、良くも悪くもそういう力が入らない。まさに母国語のように、付いていることすら忘れるぐらい自然な存在だ。
だがしかし、それは逆に最も激戦区だということを意識しなくてはならないという事だ。これは個人的な撮影や写真に対する意識にもよるが、僕はどんなレンズだろうと写真にする意味が欲しいし、魅せる写真が撮りたい。母国語はみんなが話せるわけだから、話せるだけではあまりにも普通で、このレンズは気を抜いてかかると本当に気の抜けた、後で見るのも辛くなる写真を撮ってしまいそうなのだ。
という事で、「いつもより言葉巧みに」という意識を意地で固めて挑んでみた。
ズミクロン35mm F2の性能は散々語られ尽くしていて僕がどうこう言うまでもないが、完璧なまでに普通だ。どんな時でも極端にならず、淡々と映る。M10-Pのレンジファインダーを埋め尽くす光と最も近い描写だと思った。
さて、僕としてはあくまでカッコよく。このズミクロンで東京を切り取っていくだけだ。
Leica M10-P + Leica SUMMICRON-M 1:2 / 35(以下、同)
1/60秒 F2 ISO640
1/90秒 F2 ISO200
写真はレンズで決まるとは言うが、露出だって、切り取る瞬間だって、要素は他にもあるのだ。「自然に、素直に」が売りの35mmかもしれないが、出したいのはレンズらしさではなくて自分の視点と表現だ。癖のないレンズに自分の癖を思いっきりかぶせて撮る。そう言う使い方も面白いと思うし、それができるのがこのレンズの魅力だとも言える。
ミッドタウン日比谷を自分の露出とアングルで描く、この素直なレンズの白いキャンパスの上に、パステル画の様に、蛍光ペンの落書きの様に、鮮やかで明るい僕が見せたい世界を作っていく。
露出やアングルでその場の雰囲気を変えてしまえるのも写真の面白み。
1/30秒 F2 ISO2500
光を帆に当てて進んでいく船の様に、夜になると見えてくる風景。
1/30秒 F2 ISO1600
この場所のデザインをどう意受け止めるか、それも写真だ。
1/45秒 F2 ISO5000
これはこれでよし。一人で寒い中で写真を撮っていても、見せて魅せたい写真が撮れれば満足なのがフォトグラファーの性。どこにいてもそんなものだ。
ちょっとハードのことを書くと・・・
今回のレンズは1997年に発売された第4世代のズミクロン35mmで、このモデルから非球面レンズが採用された、絞り羽根は8枚(現行モデルは11枚)。歪みはM10-Pのレンズ検出を入れてしまえば周辺減光と共に補正されるが、そのままでもあまり変わらない印象、何のレンズで撮影したかデータを残したい場合以外は必要ないと思う。ボケや口径食は分かり易い写真を載せているのでご覧になって欲しいが。そもそもそういうところで勝負するレンズではない。
このレンズのピントノブ、ライカ然としたかっこいい部分だが横位置での快適な操作性と引き換えに縦位置がちょっと使い辛い。ここ以外にはローレットも刻んでいないのでレンズをつかんで回すのも困難でちょっと困った。この角度で距離を覚えて速写する、という使い方に特化した仕様だと思う。
街中の夜景で使った後にリアルで大きい光に満たされた空が見たくなったので、東京ゲートブリッジを望む場所にきた。ここも東京の新しい原風景を作るのに欠かせない場所だと思っている。
しかし、M10-Pとこのズミクロン 35mm F2のセット、本当にコンパクトだ。こんなに小さくてフルサイズでファインダーも付いていて、レンズも付いていて(笑)すこぶる高画質で持っていて満足感の高いカメラはない。
ゲートブリッジは橋の左側から撮ろうとするとゴツゴツした岩場を登って行かないとアングルが取れないのでこの機動力の高さはとても助かった。
夕日が鉄橋をもう一つの光源に変える瞬間を狙う。
1/500秒 F2 ISO200
この上下の空間が必要なのだ。35mmが必要なのだ。
1/4000秒 F2 ISO200
ゲートブリッジの下を大きな船が通り過ぎていく、日が沈む様に、ゆっくりと、雄大に。
1/3000秒 F2 ISO200
1/1000秒 F2 ISO200
1/45秒 F2 ISO200
リアルな光はあくまでリアルに捉える。それも良い。光の時間軸が地球のエッジを赤く染め、落ちていく。
1/30秒 F2 ISO3200
母国語はその国の人が一番うまく使える。言いたいことがあればあるほど、伝えたい瞬間があればそれだけ、雄弁に語ることができる。
35mmを使いこなして初めてフォトグラファーになったと言えるのかもしれないな、と、そんな気持ちになった。
帰ろうと思い車に乗り込んだバックミラーに、白く浮かび上がるゲートブリッジが見えた。すごく大きく見えた様な気がしてまたカメラを持って橋の下に戻ったが、やはり同じ距離にそれは浮いていて、ズミクロンはそれを素直に捉える。
幻想などないと、しっかりとした言葉で僕は話す。
1/45秒 F2 ISO5000
今度こそ帰ろうとして、それでももう一度振り向こうとした途中の視線に自転車があって、その後ろに夜景が地平線を作る、真ん中に東京タワーが見えた。なんて完成された視界なんだ、あのタワーの向こうに自分の街がある。刹那、帰ろうと思う意識が固定された。
これがそのまま。その視界をとらえた写真だ。このシャッターを切ってそのまま振り向かず帰路についた。
1/30秒 F2 ISO3200
南雲暁彦
コンテンツ記事関連商品
ライカ ズミクロン M f2/35mm ASPH. ブラック
ライカ
レンジファインダー用
¥399,000
カメラのキタムラ
ライカ ズミクロン M f2/35mm ASPH. ブラック
ライカ
レンジファインダー用
¥421,400
カメラのキタムラ
ライカ ズミクロン M 35mm F2 ブラック 8枚玉 イエロースケール
ライカ
レンジファインダー用
¥3,434,500
カメラのキタムラ
ズミクロン M35mm F2.0 ASPH.
Leica (ライカ)
レンズ
¥374,800
マップカメラ
ライカ ズミクロンM 35mm F2 ブラックペイント 8枚玉
その他
レンジファインダー用
¥8,930,000
カメラのキタムラ
<プロフィール>
南雲 暁彦 Akihiko Nagumo
1970 年 神奈川県出身 幼少期をブラジル・サンパウロで育つ。
日本大学芸術学部写真学科卒、TOPPAN株式会社
クリエイティブ本部 クリエイティブコーディネート企画部所属
世界中300を超える都市での撮影実績を持ち、風景から人物、スチルライフとフィールドは選ばない。
近著「
IDEA of Photography 撮影アイデアの極意
」 APA会員 知的財産管理技能士
多摩美術大学統合デザイン学科・長岡造形大学デザイン学科非常勤講師
公式サイト
X
Instagram
note
<著書>
【新刊】ライカで紡ぐ一七の物語
フォトグラファー 南雲暁彦によるライカと銘玉レンズのフォトエッセイ
カメラファンの人気WEB連載「南雲暁彦のThe Lensgraphy」を再構成して書籍化。1950年代の伝説のオールドレンズから最新型のレンズまで17本の銘玉で捉えた珠玉の写真作品と共に、レンズが導くストーリーを綴る。
「
ライカで紡ぐ一七の物語
」2025年10月16日発売
「
IDEA of Photography 撮影アイデアの極意
」
「
Still Life Imaging スタジオ撮影の極意
」
PREV
BACK NUMBER
NEXT